経産省 電気工事士法施行規則を一部改正

電気工事士免状等のカード化

経産省は3月30 日、電気工事士の免状等を紙からプラスチックカードに変更する電気工事士法施行規則の一部改正を公布した。

●背景
業界から「紙では強度不足で実用に耐えない」との指摘があり、電気保安制度ワーキンググループで検討されていた。

●改正内容
第一、二種電気工事士免状、認定電気工事従事者認定証、特種電気工事資格者認定証は、紙からプラスチックカードによる交付へ変更し、これに伴って様式の変更を行う(第1図)。
施行日は、対応機材の導入などの準備期間が必要となるため、公布から1年以上の期間を設けた令和4年4月1日となる。
ただし、準備が整うまでは旧様式での免状等の発行を令和5年3月30 日まで可能とする経過措置が設けられた。また、移行までに紙で交付した免状等は施行後も引き続き有効。

第1図 第一種電気工事士免状の様式

オーム社「電気と工事」2021年6月号掲載