緊急価格改定を実施
2/1から、5~7%
住電HSTケーブル 岡田久知社長
当社は、副資材などの急激な高騰を受け、2月1日から5~7%の緊急価格改定を行うことにした。昨年7月の銅価高騰に伴う改定に続き、年度内で2回目になる。ユーザーには心苦しい依頼をしているさい中である。原材料メーカーの昨今の価格改定は、今までにない頻度、アップ率で行われており、当社の自助努力の限界を超えている。
また、従来と異なり「この価格を受諾しなければ、もっと高く買ってくれる海外の顧客に販売する」と言われることもある。恐らく各原材料メーカーとも極限のコストダウンを追求する中、負荷が最大になってようやく需給バランスがとれるような設備しか保有できなくなり、ちょっとした需要増にも対応できなくなってしまったのだろう。これが、コロナ禍でサプライチェーンが崩れてしまった一因なのかもしれない。あらためて、コロナ禍における安定供給の重要さを認識した。