九電工 クラフティア(KRAFTIA)に社名変更

 九電工は8月28日、今年10月1日に社名を株式会社クラフティア(英語表記:KRAFTIA CORPORATION)に変更すると発表した。

 新社名のクラフティア(KRAFTIA)は、技術・技能・技巧を意味する「CRAFT」の「C」を、九州・九電工の頭文字である「K」に代えて、Innovationの「I」とActionの「A」を末尾に加えた造語。九州発の歴史や九電工の思いを受け継ぎながら、一人ひとりが技術・技能を磨き、「快適な環境づくり」のために、「技術を革新」し、「技術で実行」する。信頼に応える「技術実行力」と挑戦を止めない「技術革新力」で、可能性に満ちた「フロンティア」を切り開いていく、という決意が込められている。

 また、新たなキャッチコピー「技術力で未来に挑戦し、新しい価値を創造します。」のもと、企業のシンボルマークとロゴマークも策定した。シンボルマークはKRAFTIAの「K」をモチーフにデザインし、九電工のシンボルマークにあしらわれていた、「人=レッド」「技術=ブルー」「環境=グリーン」の3色を受け継いでいる。

 イメージキャラクターには、宮崎県出身の髙石あかりさんを起用し、テレビCMもオンエア予定。髙石あかりさんは2002年生まれで、21年公開の映画「ベイビーわるきゅーれ」で初主演を務めた。9月29日から放送されるNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」では、ヒロインの松野トキ役を演じる。

 同社は1944年12月、九州の電気工事関連会社14社を統合した九州電気工事として誕生し、89年に九電工に社名を変更した。電気工事にはじまり、配電工事、空調・衛生工事、情報通信、エネルギー、街づくりなど、さまざまな領域へ事業を拡大。事業エリアも九州から全国へ、世界へと拡大している。さらなる成長のためにも、80周年を迎えた昨年12月に社名変更を決定した。

電線新聞 4405号掲載