2018年7月19日・20日に梅田スカイビル タワーウエストで行なわれたコイズミ照明株式会社主催の「住宅・店舗・施設 新製品総合内覧会2018 OSAKA」に行ってきました。今回の内覧会は「人に寄り添う、人のためのあかり提案」をテーマに、光・制御・デザインによる新たな価値を創出できる個性あふれる製品が展示されていました。
全体を白で統一したエントランスの印象的なサインは、やわらかな光で照らすことで「あかりはひとをしあわせにする」というコンセプトを表現し、コイズミ照明さんの製品に対する想いや、未来について綴られていました。
建築美との協調を生み出すライン照明
「Solid Seamless Line System」
オフィスを模した空間で展示されていたのは、スリムで真っすぐのLED照明。建築空間の構成要素として位置付けられる「究極の直線」を目指し、LEDの特徴を活かした「均一発光」と「ミニマム化」により、クオリティの高い光を実現しています。高さ80mm横幅40mmと非常にコンパクトでシンプルなデザイン。
長さは300mm・600mm・900mm・1200mm・1500mmの5種類があり、サイズの組み合せで空間に合わせた演出が可能です。天井直付けと壁付けができ、連結する場合は、つなぎ目が目立たないようにシームレスなジョイントになっているので、綺麗なラインをつくりだすことができます。この製品は照明制御システムのDALIに対応。時間帯によって色温度を変えたり点灯・消灯の自動設定をすることができます。会場では太陽の動きに合わせた設定にされており、実際に色が変化していく様子を見ることができました。主にオフィスや施設などで使用され、大阪の緑橋にあるコイズミ照明R&Dセンターのエレベーターホールにも設置されているそうです。
離れた場所から簡単操作
「SALIOT」
天井から吊り下げられていた、スポットライト「SALIOT」はスマートフォンやタブレットなどで自由に器具の角度や配光角、明るさなどを変えることができる画期的な照明です。ショーウィンドウなどの脚立が置けない狭いスペースでも的確な場所に光をあてることができ、簡単・安全・低コスト・短時間を実現させました。無線制御により水平方向に360°、垂直に90°の照射設定が可能。約10°〜約30°までの配光角と約1%〜100%と細かな調光設定により、反射物に合わせた角度調節や、明暗をつけるなど表現の幅が広がります。
主に、美術館・展示スペース・ショーウィンドウ・車のショールームなど、ピンポイントで光を当てたいところや頻繁にレイアウトが変更される場所などで使用されるそうです。
このライトにはなんと、追跡機能も搭載されています。写真の説明員の方が付けている赤外線を発する白い小さなリモコンに反応し、約10mの範囲であればどこへ行ってもリモコンの方向を照らし続けてくれます。私も、実際に体験させてもらいました。ゆっくり動いたり、速く動いたり、どんな動きをしても同じスピードでついてきてくれる。ずっと私を照らしてくれるので、思わず「可愛い!!」と言ってしまいました(笑)この追跡機能は、講演会やライブキッチンなどで利用されるそうです。