第54回国際放送機器展 11月14〜16日 千葉・幕張メッセで開催

メディア総合イベントへの発展目指す
過去最大規模で開催へ 11月14〜16日 千葉・幕張メッセで

最新の映像・放送・通信・音響・照明・メディアビジネスのイノベーションが一堂に会する「Inter BEE 2018(第54回国際放送機器展)」11月14日〜16日までの3日間、千葉・幕張メッセで開催される。過去最大規模での開催となることが見込まれる今回、メディア&エンターテインメント分野の新たなユーザ体験を提示する場として「コンテンツ」を中核に位置づけ、「つくる(制作)」「おくる(伝送)」「うける(体験)」の要素を網羅した「メディア総合イベント」への発展をめざす。

 ■新4K8K衛星放送開始直前!その全貌が明らかに!
12月1日の新4K8K衛星放送の開始を控える今回、①4K8K制作の最新技術の紹介②放送サービスを開始する9社の番組やコンテンツの紹介③テレビ等市販受信機の実機デモと受信システム機器の受信方法の紹介など、新4K8K衛星放送の制作技術、放送サービス、受信システムの全貌を具体的に体感できるように準備している。
国際会議場で開催される「INTER BEE FORUM」では、初日に開催される「Inter BEE 2018 Opening & Keynote」にて、「Opening Session」と基調講演を初めて連動して開催。基調講演では総務省ならびに経済産業省、NHK、放送サービス高度化推進協会(A-PAB)の講演とともに、放送サービスを開始する9社がサービス開始に向けてのメッセージを発信する。
■メディア&エンターテインメントで活用される5Gの特別展示を開催
超高速、超低遅延、同時多数接続を実現する第5世代移動通信システム(5G)に関する特別展示「INTER BEE 5G」を展開。5Gのユースケースとして期待されるメディア&エンターテインメント分野での活用の可能性を紹介し、5G関連事業者と映像制作者、放送事業者、配信事業者、コンテンツホルダー等とのネットワーキングの場として展開する。
最終日の基調講演では「5Gセッション2018」を開催、大手携帯3社がそれぞれの取り組みを紹介する。

 ■「デジタルコンテンツEXPO 2018」を同時開催
今回は、「デジタルコンテンツEXPO」を同時開催する。
視覚や聴覚のみならず触覚や嗅覚に訴える表現や認知科学の成果等が結実した先端デジタルコンテンツ技術をテーマに、コンテンツ技術が切り開く未来を実感できるイベントとなっている。「Inter BEE」が訴求するコンテンツビジネスの広がりを背景とする最新技術・サービス・イノベーションとの相乗効果も期待される。

 ■100を超える多彩なセッションを開催
「INTER BEE FORUM」講演プログラムでの注目キーワードは、ポスト2020、eスポーツ、AI、5G、IPライブ伝送などがあげられる。
また、展示ホールでも、最新映像制作の最前線を伝える「INTER BEE CREATIVE」、放送と通信の融合をテーマとする「INTER BEE CONNECTED」、エンターテインメント分野などでの新しいメディア空間の表現提案をする「INTER BEE IGNITION」など、100以上のセッションが展開される。

 ■世界最大規模の高品質スピーカ体験!
恒例企画となった、ライブイベントなどで使用するスピーカ体験デモを今年も実施。幕張メッセイベントホールの大型アリーナに世界最大規模の15製品が一堂に会し、大音響でそのクオリティを体感できる。
展示ホールでは、プロユースのマイクロフォンとヘッドフォンの体験コーナーを実施、高品質製品の聞き比べができる。

電材流通新聞2018年10月4日号掲載