見守る製品・サービスの開発
日東工業はこのほど、通信機能を備える乾電池を製造・販売するノバルス（東京都千代田区）が実施する第三者割当増資の一部を引き受け、電気と情報インフラをＩｏＴで見守る製品・サービスの開発に向けた業務提携に合意した。
今回の業務提携は、オープンイノベーションプログラム「東海オープンアクセラレーター」に日東工業が参加し、全国のスタートアップ企業から新規事業の提案を募集して実現した。
ノバルスは、電池自体に通信モジュールを組み込むコネクティッドバッテリーの開発・製造を手掛けるスタートアップ企業で、通信機能付き乾電池の「MaBeee®」によってあらゆる製品をＩｏＴ化し、クラウド基盤やＡＩまで含めたトータルソリューションを提供している。
両社は今後、インフラの老朽化、人口減少や少子高齢化による人手不足、気候変動にともなう自然災害の多発等によるインフラ管理の限界という社会課題へのソリューションとしておたがいの技術を融合し、電気と情報インフラをＩｏＴで見守る製品・サービスの開発を促進する。
電材流通新聞2019年11月21日号掲載
