株式会社四電工と株式会社富士通四国インフォテックは、建築設備CAD CADEWA(キャデワ)シリーズの新バージョンとして「建築設備CAD CADEWA Smart V2.0」(以下、「CADEWA Smart V2.0」) を今秋から販売を 開始いたします。
「CADEWASmartV2.0」は、AutodeskⓇ RevitⓇとのダイレクト連携機能と、データの整合性をチェックする機能 を搭載し、BIM※1に沿った精度の高い統合調整を短時間で実施できます。また、不整合箇所や誤った施工方法 (べからず工事)を自動でチェックする機能を拡充し、施工品質向上に貢献いたします。
「CADEWA Smart V2.0」が、お客様の課題解決をこれまで以上に、強力にサポートいたします。
CADEWAシリーズは、1987年に国内で提供を開始し建設業を中心とした多くのお客様にご利用いただいております。 2019年11月から『はやい』『かんたん』『かしこい』のコンセプトを基に開発したCADEWA Smartの提供を開始して おります。 建設業界では慢性的な人手不足となっており、2024年4月には、働き方改革に伴う時間外労働の上限規制が 適用されるため、生産性向上と時間短縮への取組みが急務となっています。また、若手社員への技術継承など、 施工品質の確保も大きな課題となっています。 これらの課題解決に向け、データとデジタル技術を活用したDX※2を見据えた活動としてBIMが注目されており、 今後BIMを用いたプロセスの最適化、標準化が広がっていくと考えられます。
新バージョンの「CADEWA Smart V2.0」ではBIMへの対応や品質向上に寄与する『かしこさ』を強化いたしました。 今後も更なる機能強化を進め、建設業の課題解決に向け全力で取り組んでまいります。機能強化ポイント(一部抜粋)
■BIM 対応強化
AutodeskⓇ RevitⓇ とのデータ連携を搭載
- 中間データを介さず Autodesk Revit のネイティブファイル(*.rvt、*.rfa)を直接読込/出力できます。
- データ互換時における形状の抜けをオブジェクト単位に確認するチェック機能(Revit アドイン)を用意しました。 データ出力時に要素リストファイルを生成し、読込時に整合性の確認結果を自動でリスト化します。 整合性結果リストでは変換結果が確認できるため、精度の高い統合調整が短時間で実施できます。
2次元建築図の3次元モデル化
- 2次元で受け渡しの多い建築図をサイズや高さ・壁厚等を指定することによりワンタッチで3次元形状に
変換できます。更にモデルとして変換されるため建築部材としての編集や設備との納まり確認が可能です。■『かしこさ』の強化
不整合箇所や誤った施工方法(べからず工事)を自動でチェックする観点を62項目搭載し、施工ミスに つながる箇所を事前に検出できます。また、施工図作成における品質標準化にも活用いただけます。(※1) BIM(BuildingInformationModeling) コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、 仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築すること
(※2) DX(デジタルトランスフォーメーション) 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを 基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、 企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること【販売品】
【 関連リンク 】
株式会社四電工 CAD開発部
http://www.cadewa.com/【 商標について 】
CADEWAは株式会社四電工の登録商標です。
AutodeskⓇ RevitⓇ はオートデスク株式会社の登録商標です。
その他記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
公式プレスリリースはこちら: 建築設備 CAD「CADEWA Smart V2.0」販売開始~“BIM”と“かしこさ”の強化で、時間短縮・品質向上に貢献~