【大崎電気工業】 スマートロック「OPELO」活用した実証実験 教育現場の業務負荷軽減と安全・セキュリティ両立へ

大崎電気工業はこのほど、民間学童保育・幼児保育事業を展開するウィズダムアカデミー(東京都豊島区)と共同で大崎電気工業のスマートロック「OPELO(オペロ)」を活用した実証実験をウィズダムアカデミー二子玉川校で開始した。教育現場における子供たちの健康管理と施設のセキュリティとの連携により、教育現場の業務負荷軽減と安全・セキュリティの両立を目指す。
新型コロナウイルス問題の長期化で「新しい生活様式」が求められる時代となり、ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用、消毒に加えて発熱者識別のための検温が重要とされている。
教育現場では、子供の安全性を確保しつつ教育サービスをどのように提供するかが大きな課題となっているが、現状は子どもたちの状態を現場が確認するとともに保護者への説明責任を果たす必要があるため、人的リソースが限られる教育現場に大きな負荷がかかっている。保育以外の部分で可能な限り人手を介さない管理手法の自動化が求められるなか、大崎電気工業は体温計測ツールとOPELOとの連携に着手し、入口で勤務者の健康チェックと勤怠管理、来訪者の健康チェックと来訪状況管理を自動化する仕組みを構築した。
■実証実験内容
OPELOと体温測定ツールを活用し、登園する園児の健康管理とセキュリティを担保しながら省人化することでリスク軽減と持続可能な施設運営を目指す取組み。入口にて体温測定ツールを用いて登園した児童の体温を計測し、問題がなければロックが解除され入室できる。マスクの着用を促すことが可能で、出席と健康チェックを自動化するとともにOPELOを活用することで高いセキュリティを確保する。

電材流通新聞2020年10月15日号掲載