矢崎総業、矢崎エナジーシステム 8%増収、経常黒字転換 粗利益減も販管費低減

官報によると、矢崎総業の第80期(20年6月21日~21年6月20日)通期業績は、売上高7千349億6千600万円(前年度比8.2%増)、営業利益41億3千500万円(同―)、経常利益168億9千万円(同10.7倍)、当期純利益106億1千100万円(同―)で増収、営業利益と純利益で黒字転換となった。
売上原価は6千796億7千800万円(同9.3%増)で増加し、売上総利益は552億8千700万円(同3.6%減)で減少した。一方、販売費及び一般管理費は511億5千200万円(同11.1%減)で減少したため営業利益は黒字を確保した。
営業外収益は187億4千900万円(同15.3%減)で減少したが、営業費用も59億9千300万円(同70.6%減)で大幅に低減。これにより、経常利益は前年度を大きく上回った。
特別利益は168億9千万円(同―)発生し、特別損失は1億600万円(同64.5%減)で減少した。税引前当期純利益は145億8千100万円(同11.3倍)となった。

矢崎ES、1%増収 経常は49%大幅伸長

官報によると、矢崎エナジ―システムの第59期通期業績は、売上高1千484億4千100万円(同1.2%増)、営業利益38億2千900万円(同45.3%増)、経常利益48億2千200万円(同48.8%増)、当期純利益28億7千500万円(同21.3%増)で増収、大幅増益となった。
売上原価は1千266億4千500万円(同0.4%増)となったが、増収のため売上総利益は217億9千600万円(同6.0%増)で増加した。販売費及び一般管理費は179億6千600万円(同0.2%増)で微増にとどまり、営業利益は前年度を大幅に上回った。
営業外収益は13億400万円(同74.6%増)、営業外費用は3億1千万円(同2.2倍)となった。
特別損失4億800万円(同17倍)が発生し、税引前当期純利益は44億1千400万円(同20.3%増)となった。

電線新聞 4254号掲載