8月度の新設住宅着工戸数 総戸数 7万4303戸 前年同月比7.5%増 6カ月連続の増加

着工床面積 614万7000㎡
前年同月比12.5%増

国土交通省はこのほど、8月度の新設住宅着工戸数を発表した。持ち家、貸家及び分譲住宅が増加したため、全体で前年同月比7.5%の増加となった。季節調整済年率換算値では前月比7.7%の減少となった。

総戸数

全国の総戸数は、前年同月比7.5%増の7万4303戸で6カ月連続の増加となった。
新設住宅着工床面積は、前年同月比12.5%増の614万7千平方㍍で5カ月連続の増加となった。
季節調整済年率換算値は、前月比7.7%減の85万5千戸で先月の増加から再びの減少となった。

利用関係別戸数

①持ち家
前年同月比14・5%増の2万5100戸で10カ月連続の増加。民間資金による持ち家は同15・6%増の2万2624戸で10カ月連続の増加、公的資金による持ち家は同5・8%増の2476戸で4カ月連続の増加。
民間資金による持ち家が増加し、公的資金による持ち家も増加したため、持ち家全体で増加となった。

②貸家
前年同月比3・8%増の2万8733戸で6カ月連続の増加。民間資金による貸家は同3・0%増の2万6220戸で6カ月連続の増加、公的資金による貸家は同13・0%増の2513戸で3カ月ぶりの増加。
民間資金による貸家が増加し、公的資金による貸家も増加したため、貸家全体で増加となった。

③分譲住宅
前年同月比5.3%増の1万9936戸で2カ月連続の増加。内訳でみると、マンションは同15.0%減の7968戸で先月の増加から再びの減少、一戸建は同24.6%増の1万1783戸で4カ月連続の増加。
マンションは減少したが、一戸建住宅が増加したため、分譲住宅全体で増加となった。

建築工法別

プレハブは前年同月比11.8%増の1万713戸で4カ月連続の増加、ツーバイフォーは同15.7%増の8662戸で5カ月連続の増加。

電材流通新聞2021年10月14日号掲載