もえの展示会レポート【2】JECA FAIR 2018〜その1〜

ご存じ、「JECA FAIR」へ行ってきました! ご存じない方のために書いておきますが、「ジェカフェア」です。「JECA」は、Japan Electrical Construction Associationの略称で、フェアの主催者である一般社団法人 日本電設工業協会のこと。また、日本語の展示会名は「電設工業展」です。

●展示会名称
「JECA FAIR 2018 ~第66回電設工業展~」
(英語名称「JECA FAIR 2018 ~66th Electrical Construction Equipment and Materials Fair~」

●テーマ
新たな社会環境へ ~チャレンジ! ザ・電設技術!~

●会期
平成30年5月23日(水)~25日(金)

●会場
インテックス大阪(3・4・5号館)

●入場料
無料

過去最大規模の大阪開催!

このJECA FAIRは、その名の通り、電気設備に関する資材や機材、工具、計測器、ソフト、システムなどの新製品をはじめ、施工技術や施工実績、企画・開発・研究技術、さらには電気設備業界の魅力や働き方を紹介する各種イベントなどが一堂に集結する、国内最大の電気設備総合展示会です。
そして、1957(昭和32)年の第1回開催以来、今年で第66回を数えるという、歴史あるフェアなのです。
しかも今回は出展者数229社・708小間と、大阪開催では過去最大規模。東京開催を含めても過去2番目の規模となったそうです。

来場者は約10万人!

多いのは出展者だけではありません。一日中、途切れることなく大勢の人が来場していたのには少々驚きました。そして、出展者と来場者が話をする場面を会場のあちらこちらで目にしました。本当に実のある、有意義な展示会であると感じた次第です。

来場者数
●23日(水)…26,398人
●24日(木)…31,969人
●25日(金)…37,087人
●合計………… 95,454人
(「JECA FAIR 2018 ~第66回電設工業展~」ホームページより)

電設業界の未来は、まさに明るい!

来場者の多くはビジネスマン風の男性ですが、その中に、学生服姿の一行を何度も見かけました。一瞬、「修学旅行生?」と思いましたが、どうやら電気設備業界を目指す若者たちのよう。
少子高齢化が深刻度を増す日本、将来の担い手を確保することは電設業界においても重要な課題の一つです。その対策の一助として、JECA FAIRでは「電気設備業界プロモーションコーナー」が設置されており、学生および学校関係者に向けたPRを行っているのでした。コーナーを訪れると、出展企業の会社案内パンフレットなどが置かれてあり、若手技術者らが業界の魅力や仕事のやりがいなどを語るパネルディスカッションの収録映像が放映されていました。
また、男性に比べて数は少ないものの女性ももちろん来場していましたし、出展者の各ブースにも女性スタッフが大勢いらっしゃいました。若手とともに女性の活躍も、今後ますます期待されるところでしょう。

55社がエントリーした「製品コンクール」も!

今年で57回目となる恒例イベント、「製品コンクール」の参加製品も紹介されていました。
このコンクールは、JECA FAIRに出展する企業が出品予定の最新製品を事前に応募し、「JECA FAIR 2018 製品コンクール審査委員会」が技術的観点、社会的貢献度、着想、将来性、市場性などの観点から審査・選考を行うというもの。省エネや省工数といった“省”にポイントを置いた製品やIoTに対応した製品などが数多く集まったようです。
特に優れた製品には、国土交通大臣賞、経済産業大臣賞、環境大臣賞などの賞が授与されます。審査結果の発表は6月とのこと。JECA FAIRでは参加製品をパネルで紹介するブースが設置されていました。