毎回話題の取り組みや最新の製品、ソリューションを紹介するテーマゾーン。
今年のテーマは「サステナブルな未来への挑戦」。
ジャンボが描く近未来のサステナブル社会を「HOUSING」と「FACILITY」の二つのエリアに焦点をあて、ハウジングエリアではAIoTプラットフォームにより複数の異なるメーカーの機器を連携し、持続可能な未来のエネルギーを担うスマートホームを展示。ファシリティエリアでは 脱炭素社会の実現に向けたクラウド型の高効率エネルギーマネジメントシステムと、深刻な人手不足の課題を解決するため、各社が提供する省人化サービスや機器をシームレスに連携できるメーカーオープンなクラウドサービスなど、これからの時代に求められる新しいビル管理の形を防災設備と共に展示をしていました。
今回はその中でいくつかのメーカーをご紹介いたします。
株式会社AIoTクラウド
カメラでメーターを撮影してAIで記録する
カメラとAIを使用して工場設備のメーター巡回点検を効率化するSaaSサービスです。
近年深刻化する人手不足や働き方改革、ヒューマンエラー防止に貢献します。
固定カメラを使用する場合は、点検したい場所にカメラを設置しメーターを撮影、AIが撮影データを読み取り自動で数値などを記録しクラウドに保存します。これにより遠隔での点検が可能になり、わざわざ現場に赴き一つひとつチェックしていく手間が省け、作業時間を大幅に削減することができます。AIが自動で値を読み取り・記録することにより、手書きによる記録ミスを削減することができ、点検漏れがあった場合は警告を出して管理者に通知します。暗い場所や高所、狭い空間など危険な場所に固定カメラを設置することで、作業員の安全にもつながります。読み取れるメーターは、アナログ、デジタルの他、回転式カウンタータイプ、デジタル7セグなど様々なタイプのメーターの読み取りが可能です。
固定カメラ以外にスマホカメラでの読み取りもでき、高所・暗所は固定カメラ、設置が困難な場合はスマホカメラというように現場のニーズに合わせて使い分けができます。
スマホを使用する場合は、事前にメーター情報(名前や管理番号など)を登録した二次元コードを作成しメーターに貼り付け、その二次元コードとメーターを撮影することで、メーターと記録数値の紐付けをしてくれます。
読み取りデータはWeb管理画面で遠隔確認ができ、エラーが出ているメーターの記録を赤くして警告するので、一目でエラー箇所を発見することができます。
管理画面イメージ
また、メーターだけではなく警告ランプの監視にも対応しており、設備のランプをカメラで撮影、AIが異常を判定したらメール通知してくれるので、現場に行かずに設備の異常を知ることができ、適切な対処がすばやく行えます。
使用する固定カメラ「ソラカメ」は5cm角のコンパクトなサイズ感で、設置工事が不要。一般的なカメラで使用できる市販の取り付けアームを使用し、柱に取り付けたり、置き型で使用したり、現場に合わせて使用できます。
カメラはネットワークを繋ぐことができれば何台でも統合管理可能で、1つのカメラで最大4個のメーターの情報を記録できます。また、ソラカメは価格帯がリーズナブルなので、導入・運用コストが抑えられます。
※ソラカメは、株式会社ソラコムまたはその関連会社の商標または登録商標です。
『WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視サービス』の導入プランは、お客様のニーズに合わせてAI点検forソラカメプラン(固定カメラ)とAI点検forモバイルプラン(スマホ読み取り)から選ぶことが可能です。
※両タイプを組み合わせたハイブリッド利用も可能です。
2週間の無償トライアルも実施しているので、現場のスマート化を考えている企業様など、是非一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視サービス
https://iot.aiotcloud.co.jp/rms
フィボックス株式会社
厳しい環境下でも使用できる樹脂製の電気・電子機器保護ボックス
フィボックス株式会社のポリカーボネート製の電気・電子機器保護ボックスはIP65以上の防塵性と防水性に優れており、機動隊が使用する防護盾にも採用されているほどの強度を持ち衝撃に強く傷つきにくいのが大きな特長です。
金属と比較して腐食することがないため、塩害地域でも採用されるなど、耐候性もあるため屋外での使用も可能です。
透明化が可能なポリカーボネートの特性を生かし、カバーを透明にすることによって蓋を閉めたまま外側から中身を確認することができるため、見える化を実現してます。サイズバリエーションも豊富で、用途に応じた製品を選ぶことができます。
左が金属筺体(重量:28.7kg)、右が樹脂筐体(重量:8.9kg)
会場では、人と環境に優しいものづくりを目指し、建築現場の課題解決をテーマに因幡電機産業株式会社様の監修でメーカー、ベンダー、アセンブリの協業により開発された新製品として建築現場向け仮設盤が展示されていました。
建築現場で使用される仮設盤は重量が重く労働負荷も高いため、昨今の現場作業者の高齢化や女性の現場進出等を視野に軽量化を図りポリカーボネート製のボックスが採用されました。
鉄製の筐体に比べ軽量かつサイズもコンパクトになり、簡単に持ち運びが行えます。一部の製品では製品の廃材を再利用することも可能、金属加工に比べ生産時のCO2排出量も少なく地球温暖化対策にもつながります。