FAMS 3Dパレタイズシステムを発表

 FAMSは9月26日、AI機能を搭載した3Dパレタイズシステムを発表した。

 形が崩れやすい原料粉袋や米袋などの原材料袋の種類、形状、向き、取り順などを3Dカメラで撮影し、AIが認識した情報を基にロボットが最適な順番で袋を移載する。事前にAIが画像認識学習した袋と異なる場合はエラー発報する。

 独自開発したロボットハンドは、さまざまな袋の状態に柔軟に対応し、自在にハンドリングできる。袋の表面が平坦でも凸凹でも、2カ所のグリッパが起伏を認識して吸着する。袋が傾いていても、6軸+自在継手が傾きを認識するため手積みの袋にも対応する。

 安川電機のロボット、FAMS製のでパレタイズハンド、3Dカメラシステム、安全柵、設計・製造・現地調整などがセットとなり、同社の人協働ロボットの「CoboPal-Eye」でのデパレタイザの提案も可能だ。

 袋の重量は25kgまでで、袋のサイズは、長さ590~830mm、幅400~500mm、厚さ130~150mm、袋の材質は、クラフト3層袋、クラフト3層+ポリ内袋、アルミ袋、PP製綱袋+ポリ内袋などに対応する。これら以外の袋の重量・サイズ・材質にも別途対応可能だ。

電線新聞 4371号掲載