東芝テック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:錦織弘信、以下「東芝テック」)は、自動車、鉄鋼、化学、素材分野の製造業や物流倉庫業など、多様な現場で活用されている8インチ幅ラベルプリンタの新製品として、「BX820T-TS02-S」を2026年6月1日に発売します。本製品は、東芝テックが複合機の分野で培ってきた技術をラベルプリンタ向けに展開したA-BRIDアーキテクチャ※1を搭載し、基本機能、操作性と拡張性を向上しています。
近年、製造・物流現場では、人手不足に加え、PCのOSが更新される際にプリンタドライバの再設定やバージョン更新が必要となるなど、管理業務が煩雑化するケースが見られます。また、現場によっては作業スペースが限られPCを常設できない場合があり、柔軟な運用体制が求められています。
「BX820T-TS02-S」では、こうしたニーズに応えるため、外部デバイスを直接接続してプリンタ単体で発行できるスタンドアロン印刷、複数システムからの同時受信に対応した排他制御、基幹システムなどからのPDFファイルをそのまま印刷できるダイレクト印刷機能を搭載しました。これにより、作業スペースの有効活用、PC台数の削減、OS更新時のプリンタドライバ対応作業の軽減が期待できます。
さらに、4.3インチLCDと11キーの新しい操作パネルにより操作性が向上し、パトライト社製USBパトライト※2をコマンド制御し、音と光でエラーを通知することで、現場での異常検知を早め、ライン停止時間の短縮にも貢献します。
東芝テックはこれからも、さまざまな現場の業務効率化に貢献し、DXを推進する製品やサービスの提供を進めてまいります。
「BX820T-TS02-S」の主な特長
1. A-BRIDアーキテクチャによる拡張性と操作性の向上
A-BRIDアーキテクチャにより、PDFや画像をプリンタ側で処理でき、スキャナやキーボードなどの外部デバイスを直接プリンタに接続して利用できます。4.3インチLCDと11キーの操作パネルを搭載することで画面の視認性と操作性が向上しました。
2. PDFファイルのダイレクト印刷に対応し、OS更新時の管理負荷を軽減
基幹システムなどが生成するPDFファイルを、プリンタドライバを使わずに直接印刷できます。A4縦サイズのPDFを原寸で出力でき、プリンタ側でPDFデータを処理するため発行開始までの時間が短縮されます。また、OS更新時のドライバ更新が不要となり、管理者の負担軽減に貢献します※3。
3. スタンドアロン印刷と排他受信制御により現場運用を効率化
外部デバイスを接続してプリンタ単体で発行できるスタンドアロン運用に対応し、PCを常設できない現場でも効率的に運用できます※4。また、複数システム、複数インターフェースからの同時受信と受信順通りの印刷を行うことを可能とした排他制御で、従来複数台のラベルプリンタで行っていた業務を1台に集約できます※5。
「BX820T-TS02-S」の発売概要
「BX820T-TS02-S」の発売概要 商品名 「BX820T-TS02-S」 発売日 2026年6月1日 価格 オープン価格 発売地域 全国 販売予定数 4,000台/5年間 販売ターゲット 自動車産業、鉄鋼業、化学工業、物流倉庫業など 「BX820T-TS02-S」の主な仕様
「BX820T-TS02-S」の主な仕様 項目 仕様 型式 標準モデル
BX820T-TS02-Sヘッド密度 300dpi(11.8ドット/mm) 印字方式 熱転写方式(リボン転写)/感熱方式(直接発色) 発行モード 連続/カット 印字速度 2ips(50.8mm/秒)
4ips(101.6mm/秒)
6ips(152.4mm/秒)表示パネル 272×480ドットカラー LCD 有効印字幅 100~216.8±0.2mm インターフェース USBポート(2.0準拠/ハイスピード対応)
USBホスト(2.0準拠/ハイスピード対応)
LANポート(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-TX準拠)外形寸法(W)×(D)×(H) 446.0 mm x 235.0 mm x 276.0 mm(外置きサプライホルダ装着時の(D)は485mm) 質量 約14.4kg(外置きロールホルダ、サプライ(用紙、リボン)、オプション含まず)
オプション カッターモジュール「BX208-S」
無線、Bluetoothコンボモジュール「BX700-WLBT-S」(今後発売予定)
シリアルI/Fボード「B-EX700-RS-QM-R」
拡張I/Oボード「BX708-IO-S」「BX820T-TS02-S」の環境配慮事項
化学物質管理の徹底
廃棄後の環境負荷を減らすために、筺体プラスチックおよびプリント回路基板とハーネスの一部にハロゲン低減品を採用することにより臭素を削減しました。また、RoHS指令(2011/65/EUおよび(EU)2015/863)の特定有害物質使用制限に対応しました。
東芝テックは製品のライフサイクル(部品、部材調達→製造プロセス→流通→お客様のご使用→使用済製品のリサイクル)について開発・設計段階より環境設計アセスメントを実施しています。
- A-BRIDはリアルタイムOSと組込みOSを組み合わせたデュアルOS構成を採用したアーキテクチャで、プリンタ制御の安定性と外部デバイス連携の拡張性を両立します。
- パトライト社製USBパトライト「LR6-USB」は別途購入が必要です。
- PDFファイルをダイレクト印刷する場合の画像変換ソフトライセンス費用は発生しません。
- どなたでも利用できる内蔵アプリ「AutoPrint」「CopyPrint」が提供可能です。プログラム開発には汎用性の高い言語を採用しており、多くのSIerによるカスタマイズも可能です。
- 発行される用紙種類(サイズ、転写/発色方式、センサーなど)が同じ場合に限ります。また、ラベルプリンタ1台に集約できるシステム数は、搭載されているI/Fの数に限定されます。
公式プレスリリースはこちら:東芝テック、高機能8インチ幅ラベルプリンタ「BX820T-TS02-S」を発売 ~A-BRID搭載により現場作業と管理業務を効率化~








