【TDKラムダ】フルデジタル制御のPOLコンバータ「iJCシリーズ」を販売開始

100A出力、フルデジタル制御POLコンバータ「iJCシリーズ」

TDK-Lambdaブランドの100A出力、フルデジタル制御POLコンバータ「iJCシリーズ」を12月1日から販売開始します。

主な用途

  • サーバー、ルーターなどのICT機器、半導体製造装置、計測機器、一般産業機器等

主な特長と利点

  • フルデジタル制御
  • 高効率:91.5%(1.5VDC出力時)、大電流:100A (高電流密度:66A/in2)
  • iJBシリーズ(60A出力モデル)とコマンド共通化、ピン配置に互換性あり
  • 大電流対応のマスター・スレーブ並列運転可能
  • 高速な負荷応答特性
  • パワーグッド信号、リモートコントロールON/OFF、リモートセンシング
  • PMBus通信による設定パラメータの読み出し、書き込みによるシステム最適化
  • 専用GUIによる開発支援

主な仕様

Model iJC12100A006V
入力電圧範囲 8~14VDC
効率(Typ.) 86.5% (Vo = 0.7VDC)
89.0% (Vo = 1.0VDC)
91.5% (Vo = 1.5VDC)
出力電圧範囲 0.6~1.5VDC
出力電圧設定精度 ±0.5% (Vo = 0.6~1.2VDC)
±1.0% (Vo = 1.2~1.5VDC)
最大出力電流 100A
動作周囲温度 -40~+85℃
保護機能 UVLO、OCP、OVP(入力/出力)、OTP
各種機能 PMBus通信、On/Off コントロール、Power Good、並列運転
モニタリング精度 入力電圧: ±2%
出力電圧: ±1.5%
出力電流: ±5A
実装タイプ SMD
外形 (W × H × D mm) 28.0 x 10.0 (max) x 35.0

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直流の8~14Vの電圧を1.5V程度の信号電圧に変換し、制御基板上に搭載するためにフルデジタル制御である必要性がある需要に応えた製品となります。
最大で100Aの電流を出力することができ、小型基板ですが、多くの信号電圧を作りだすことが可能となっています。
リモートによるONOFF機能やマスタースレーブ並列運転による増設なども可能となり、大きなシステムを構築する際に必要な機能も兼ね備えています。
小さな基板ですが、通信によるパラメータの変更機能なども搭載されており、機能的な部分では今までのモデルよりもより高出力、高機能、小型化が図られております。
これが実現できたのもフルデジタル制御を行っているためです。計装信号にトランジスタなどのアナログ回路が入ると、それだけで放熱回路や機器の大きさが大きくなる要因が多くなります。
このため、ワンチップのLSIで制御可能なデジタル回路であれば、多くの制御が一つの素子で可能となります。

公式プレスリリースはこちら: 100A出力、フルデジタル制御POLコンバータ「iJCシリーズ」