【フォトロン】高速度カメラのカメラ制御、動画編集ソフトをリリース

GPU対応の高速度カメラ制御・動画再生・編集ソフトウェア「Photron FASTCAM Viewer4」をリリース

株式会社フォトロン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長布施信夫)は、高速度カメラ(ハイスピードカメラ)FASTCAMシリーズの制御と動画再生・編集用のソフトウェアであるPhotron FASTCAM Viewer(略称:PFV)の新バージョンをフルスクラッチで開発しました。PFVは高速度カメラの制御だけではなく、画像処理や画像計測、ファイル変換、ファイルビューワーとして多彩な機能を備えており、オプションで高速度カメラと波形入力装置との連携も可能なソフトウェアです。4世代目となる「PFV4」ではGPUに対応し、追加された高度な画像処理機能と洗練されたGUIによって、より高いレベルでの高速撮影を実現します。

製品化の背景

民間企業の研究開発部門や大学・官公庁の研究機関等において、高速度カメラの用途は多様化し、「希薄燃焼の可視化」や「超拡大撮影」などの難易度の高い撮影が増える中、撮影や解析の作業についてはより効率化が求められています。また、高速度カメラの性能は年々進化しており、ハードウェアの性能を最大限に活かせるコントロールソフトウェアの重要度も増してきました。そこで、当社ではこのようなニーズに応えるべく、カメラ制御・動画再生・編集ソフトウェアであるPFVの新バージョンを、お客様の要望をもとにフルスクラッチで開発しました。特に要望の多かった撮影時のピント合わせを容易にする「ピント補助機能」や、光の強弱のある撮影で効力を発揮する「HDR機能」の改良など、多数の高度な画像処理機能を実装しています。また、GPUに対応したことで、これらの画像処理をカメラのライブ画像表示中でもストレスなく行うことができます。さらに、GUIも完全リニューアルし、直観的で効率的に撮影や編集を行うことが可能です。
 本ソフトウェアは当社の高速度カメラFASTCAMシリーズの最新モデルだけでなく、多くの従来モデルにも対応しており、このソフトウェアが高速度カメラをご利用いただく多くの研究分野に貢献できることを当社では確信しております。

「Photron FASTCAM Viewer4」の主な特長

GPU対応
画像処理をGPU* に対応することで、ライブ画像表示中での「HDR」や「LUT/自由曲線編集」、「斜め補正」、「レンズ歪補正」、「ピント補助」など、CPUのみでは処理できなかった高度な画像処理が行えます。さらに、これらの画像処理が複数同時に可能です。

※GPU(Graphics Processing Unit)とは
リアルタイム画像処理に特化したプロセッサのことです。CPUが数個のコアで構成され、逐次処理に最適化されているのに対し、GPUは数千のコアで構成され、複数のタスクを同時処理できるように設計されています。そのため高度な画像処理を高速に同時処理することが可能です。

高速撮影に最適化されたGUI
世界中のPFVユーザーから寄せられた要望を基にGUIを完全リニューアル。洗練されたデザインと操作性を追求したGUIが高速撮影を強力にサポートし、撮影や解析にかかる時間を効率化します。UIのトーンは撮影画像の見やすさに合わせて「ダーク」と「ライト」の2色から選択可能です。また、撮影・編集を補助する様々な機能は整理されたツールボックスから思いのままに実行可能です。GPU処理のおかげで複数の画像処理内容はワンクリックでON/OFFの切替えが可能です。

新旧のGUI比較

ダークUIとライトUI

整理されたツールボックス

高度な画像編集機能を搭載

従来バージョンで好評の機能はそのままに、新たな機能と画像処理のアルゴリズムを改良。
GPUに対応したことでストレスなく複数の画像処理を実行可能です。(以下一部抜粋)

ピント補助機能

レンズ歪補正

白飛び警告機能


高速度カメラを扱うフォトロンから、高速度カメラで撮影した画像や動画を編集する専門のソフトを販売します。
今までもこうした編集ソフトはフォトロンより販売されていましたが、今回新たに追加となった機能としては、ライブ映像でのピント補正などのカメラ制御に関わる部分が充実しているということです。
また、カメラ性能も日々進歩しており、できることも増えていることから編集ソフトの側も多くの機能追加が必要となったことが開発の背景としています。
これにより、研究機関などからの要望が強かった高速度カメラの超拡大撮影などと言った技術的に難易度の高い撮影も、ミスが少なく撮影することができるようになります。
こうした技術の進歩が、より高度で新しい研究の一助となっていきます。