1848億5千万円 104.2%(前期比)
前年同期比は3期連続で100%割る
日本電気制御機器工業会(舩木俊之会長、NECA)はこのほど、2018年度第3四半期の自主統計による電気制御機器出荷統計を発表した。
それによると、出荷総額は1848億5千万円となった。前期比は74億9千万円増の104.2%となり、5期ぶりに100%を超えた。前年同期比は9億7千万円減の99.5%となり、3期連続で100%を割った。輸出比率は前期比2・5ポイント減の38.3%となり、11期ぶりに40%を割った。
出荷総額の品目別では、前期比は制御用リレー、PLC/FAが2期連続、操作用スイッチ、制御用専用機器は2期ぶりに100%を超えた一方、検出用スイッチは2期連続で100%を割った。
前年同期比は制御用リレーが7期連続、制御用専用機器は2期ぶりの100%超えとなった一方、操作用スイッチ、PLC/FAで3期連続、検出用スイッチは10期ぶりに100%を割った。
国内出荷額は1139億9千万円となった。前期比は89億8千万円増の108・6%となり、2期連続の100%超えとなった。
前年同期比は51億1千万円増の104.7%となり、2期ぶりの100%超えとなった。
品目別では、前期比は5大品目すべてが100%を超えた。検出用スイッチは3期連続、制御用リレー、PLC/FAは2期連続、操作用スイッチ、制御用専用機器は2期ぶりに100%を超えた。
前年同期比は検出用スイッチと制御用リレーは10期連続、PLC/FAと制御用専用機器は2期ぶりに100%を超えた。
とくに制御用専用機器は35億1千万円増の115.6%と2ケタ増となった。一方、操作用スイッチが2期連続で100%を割った。
輸出出荷額は708億6千万円となった。前期比は14億9千万円減の97.9%となり、6期連続の100%割れとなった。
前年同期比は60億8千万円減の92.1%と3期連続で100%を割った。
品目別では、前期比は操作用スイッチ、検出用スイッチで2期連続、制御用リレー、PLC/FAで2期ぶりに100%を割った一方、制御用専用機器は5期ぶりに100%を超えた。前年同期比は制御用リレーを除く4大品目で100%を割った。
PLC/FA、制御用専用機器で4期連続、操作用スイッチで3期連続、検出用スイッチで2期連続100%を割り、いずれの4大品目も2ケタ減となった一方、制御用リレーは7期連続の100%超えとなった。
仕向先別では、前期比は北米、アジア・太平洋で100%を割った一方、ヨーロッパは2期ぶりに100%超えとなった。前年同期比はアジア・太平洋で3期連続で2ケタ減の100%割れとなった一方、北米とヨーロッパは7期連続の100%超えとなった。