平成29年度1級電気工事施工管理技術検定試験「実地試験」の合格者を発表
国交省は、平成29 年度に(一財)建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技術検定試験「実地試験」の合格者を決定し、2月2日に発表した。
今年度の1級電気工事施工管理技術検定試験では、2年連続で29 歳以下の受検者が2000人以上受け、1500 人以上合格している。
●実地試験の概要
実地試験の概要は、第1 表のとおり。今年は10493 人が試験を受け、6556 人が合格した。
合格率は62.5 %で、合格率の高かった昨年と比べると、やや低くなっている。
●合格者の特徴
合格者の属性別の特徴は、第1図のとおり。
①年齢
29 歳以下が最も多く22.9 %で、40 歳未満が合格者の6 割近くを占めている。
また、60 歳以上での合格者も1.6 %いる。
②学歴
高校卒や旧制中学卒が41.1 %と最多で、次に大学卒が38.4 %となっている。
昨年に比べて、大卒が増える傾向が見られる。
③勤務先
建設業(電気)が最も多く、80.2 %にも及ぶ。
④男女別
女性の合格者はまだまだ少なく、全体の1.6 %程度になっている。微増であるが、女性も増えている。
⑤ 2 級合格者
1級電気工事施工管理技術検定合格者のうち、2級電気工事施工管理技術検定合格者の割合は9.9 %となっている。
●合格通知
受検者には、合否通知書を送付。また、不合格者には不合格の旨および成績の通知がなされる。
なお試験問題、その他の内容については、(一財)建設業振興基金のホームページに掲載される。