LED照明特集

メーカー各社の商品戦略

パナソニック ライフソリューションズ社

住宅用照明器具 美ルックタイプも

LEDフラットランプ搭載住宅用照明器具
簡単にランプを交換できるJIS規格「GX53ソケット」対応のLEDフラットランプを搭載した住宅用照明器具の品ぞろえを大幅に拡充、合計1044品番(組み合わせ品番)を2020年2月21日から発売する。
今回、本来の色味を引き立てる「美(み)ルック」タイプのLEDフラットランプを新たに投入するほか、器具スタイルにはスタイリッシュなデザインのコンパクトなスポットライトを追加し選択の幅が広がった。
同社独自の光のスペクトル制御技術とLEDの高密度実装技術、放熱設計技術により、本来の色味を忠実に見せる「美ルック」タイプを新開発。白熱灯のようなやさしい温もりを感じさせる光(電球色の場合)で、高演色ながら高い消費効率を実現している。
さらに、器具スタイルにも従来の角型に加え、コンパクトなスポットライトを品ぞろえ。すでに発売の軒下用や屋外用(90品番)を含めてシリーズ全体で合計1794品番の品ぞろえとなり、家の中からエクステリアまで豊富な品ぞろえで選択の幅が広がる。
新型LED投光器「グラウンドビーム」
このほど、軽量・省エネを両立したスタジアム・多目的アリーナなどスポーツ施設向けの新型LED投光器「グラウンドビーム」15品番を発売。マルチハロゲン灯Sタイプ1000形器具相当広角タイプは、業界№1の軽さで工事の作業負担を軽減するとともに、業界最高クラスの省エネを実現する。
グラウンドビームは、放熱フィンの薄型化や明るさや配光ごとに最適な放熱設計を実施するなど同社従来LED投光器と比べて40%以上の大幅な軽量化とともにLED回路設計の最適化により150lm/W以上の業界最高クラスの省エネ性能を実現、簡単段調光機能も標準装備する。
無線調光システム「WiLIA」
照明制御による快適空間演出を実現する無線調光システム「WiLIA」は現在、オフィス、商業施設、工場、倉庫などに使用されるベースライト、ダウンライト、スポットライトなど専用照明器具約2千品種を順次発売している。
専用の無線調光コントローラ「マルチマネージャーEx」、設定操作用タブレット、専用照明器具などで構成され、照明器具を取り替えてコントローラなどを設置するだけで省施工・短工期で調光システムを導入できる。
通信の周波数帯は2・4GHz帯よりも信頼性の高い920MHz帯を採用。無線LANなど使用機器が多い2・4GHz帯と比べて混信などの外乱影響を受けにくい。加えて、多回路の照明制御でも通信障害が起きにくい同社独自の通信プロトコルを開発した。
施工後にレイアウト変更があった場合でもタブレットで再設定でき、照明環境の変更にもフレキシブルに対応する。

東芝ライテック

照明器具+カメラ映像録画機能付き

同社は、業界初となるLED照明と映像録画カメラを融合させた新コンセプト商品「カメラ付きLED照明器具 ViewLED」を6月から発売している。
近年、安心・安全対策をはじめとして、さまざまな用途で映像記録のニーズが増大している。一方で、カメラシステムの導入は、手間や設置条件・コストなど、さまざまな課題があった。
新商品は、室内空間を見渡す位置に設置されている照明器具の利点を活かし、映像録画機能付きカメラを搭載した新しいコンセプトのLEDベースライト。照明器具を設置するだけで、手軽に録画機能付きカメラシステムを導入することが可能。
また、この7月には、LED高天井器具の高温タイプ3機種を発売した。水銀400W相当タイプは使用温度環境70℃、水銀700W/メタハラ400W相当タイプは65℃まで使用可能で、水銀灯からの置き換えに最適な商品となっている。
【「ViewLED」のおもな特長】
①天井視点ポジション
施設用ベースライトは天井に複数・等間隔に設置されているケースが多く、室内空間全体を見渡す位置として理想的。ViewLEDは照明器具の利点を活かし、天井から俯瞰した映像を記録することが可能。
②「もしも」のときを見逃さない
天井に設置されたカメラの映像は、LED照明器具本体のmicro SDメモリカードに一時保存される。必要に応じてデータを別の記録媒体に移し確認することができる。「もしも」や「まさか」のときに映像記録は心強い味方となる。
③設置は照明器具の電気工事のみ
映像記録機能付きカメラとLED照明器具が一体形構造となっているため、カメラを設置するための専用録画機器・レコーダーや専用配線、電源工事などは不要。「専用配線ができない」「録画機器の置き場所がない」などの設置環境や、「逆光になりやすく映像録画できない」などの光環境を理由に、カメラ設置を諦めていた場所などにもおすすめ。
④Wi―Fi接続による映像確認
LED照明器具設置後、カメラの録画映像はWi―Fi接続でスマートフォンなどにより手軽に確認できる。設置の際には映像範囲や録画イメージを手元で確認できて便利。
⑤LED照明は明るさ・光色が選べる
光源部は、省エネ性能が高い同社ベースライト「TENQOOシリーズ」のLEDバー(標準品)が使用できる。シーンや空間に合わせて明るさタイプ、省エネタイプ、高演色タイプ、ランプ光色など全95種類の豊富なLEDバーラインアップから選択可能。
⑥使用シーン
例えば工場の製造・組立ラインで工程エラーが発生した際、手元の操作映像記録が残っていれば工程改善として映像が役立つ。
また、倉庫のバックヤードやマンション郵便受けで荷扱いの間違いなどがあった際の「もしも」のときに便利。

三菱電機照明

LED化 コストと手間削減

同社ではオフィス、システム天井用蛍光灯器具のリニューアル対応製品としてライトユニット形ベースライト「Myシリーズ」のシステム天井用器具の既存器具をまるごと交換するタイプと既存器具を活かしたタイプを用意している。
まるごと交換タイプは蛍光灯器具本体を含めてLED器具に交換し、リニューアル対応タイプは既設の蛍光灯器具本体をそのまま活かして反射板と光源の交換だけでLED化する。
リニューアル対応タイプは、器具本体まるごと交換に比べ導入コストを大幅に削減し、器具本体の取外しも不要なので工事の手間を削減してスピーディーなリニューアルを可能にする。
まるごと交換、リニューアル対応タイプともに「Myシリーズ」における同社こだわりの機能も搭載している。
工場、倉庫向けのLED高天井用照明ベースライト「GTシリーズ」は昨年、一般形において3つのモデル(SG、HG、RG)に再編されたが、今秋以降、さまざまな特殊・特定環境で使用が可能な産業用タイプについても再編。モデルチェンジや使用環境の拡大とともに高効率、軽量化を進め、固定出力段調光型で過酷な使用環境においても6万時間(光束維持率85%)の光源寿命を確保する。
高温タイプは、最高60度(100V使用時は40度)の環境まで対応するタイプに加えて製鉄、ガラス製造などの粉塵が舞う高温環境で使用可能なタイプも新たにラインアップ。金属加工、自動車製造などの高温かつオイルミストの発生する環境下で利用できる耐油煙・高温タイプは、同社独自の厳しい試験評価により多様な切削油について対応する。ほこりの多い倉庫やトラックヤードで使用可能な軒下タイプのほか、海岸から200m以内の沿岸地域の工場、倉庫向けには器具本体がステンレス製である重耐塩タイプを発売している。

岩崎電気

スポットライト 113.8lm/W を達成

このほど、業界トップクラスの高効率な電源内蔵形LEDスポットライト「LEDioc UNO(ウノ)」の販売を開始した。
「LEDioc UNO」は、電源装置を内蔵した小形のスポットライトで、シンプルなデザインで照明器具の存在を最小限に抑えて5種類の光色、2つの配光角、3つの明るさタイプ、2種類の設置タイプのラインアップで景観、演出、看板、外構など幅広い照明のニーズに応える。
空間の雰囲気に合わせて5種類の光色を選べる。青みがかった6500Kは草木のグリーンが映え、涼しげな水流はより清々しい印象に演出。暖色系の2700Kは木目やレンガなどの素材感を引き立て、落ち着いた雰囲気を演出する。
屋外用スポットライトとしての機能も充実し、反射鏡構造の採用でグレアを抑制しながら業界でもトップクラスの高効率を達成し、同社従来品のハロゲンランプと比べて約86%の省エネルギー化を実現した。
【おもな特長 】
1、同社従来品の約86%の省電力を達成
同社従来品ハロゲンランプ75W用投光器と比べて約86%の省エネルギー化、LED15Wタイプ投光器と比較して約32%の省エネルギー化を実現。グレアを抑制する反射鏡構造の採用で業界トップクラスの113.8lm/W以上の高効率を達成。
2、2種の設置方法×3種の明るさ×2種類の配光角×5種のLED色温度で多様なニーズに対応
設置方法は壁面などに設置できるフランジタイプとアームタイプの2種類、明るさは3種類(10クラス1150lm・20クラス1650lm・30クラス2500lm)の選択が可能。
配光角は使いやすい狭角タイプと中角タイプの2種類で、LED色温度は5種類。
標準で昼白色5000Kと電球色2700Kをラインアップ(昼光色6500K・白色4000K・電球色3000Kは受注対応)。
3、シンプルでコンパクトなデザイン
設置場所やシーンを選ばない電源内蔵形のシンプルでコンパクトなデザインで、照明の存在感を最小限に抑える。
4、調光制御に対応し10%~100%で明るさの調節可能
設置場所やシーンにあわせて光の強さを自由に調節(特注対応)。

オーデリック

「動き」もコントロール

同社では、Bluetoothを使った照明コントロールシステムの「CONNE CTED LIGHTING」のラインアップを強化している。
MOTOR DRIVEN SPOT LIGHT」は、明るさと色温度に加え、「動き」もBluetoothによる無線でのコントロールを可能にした製品。モーター内蔵でスポットライトに求められる縦振り、横振り、そして配光角度の調整(ナロー16度からワイド47度)をタブレットで指先ひとつで簡単に行える。ショーウィンドウ、ショールーム、イベントスペース、美術館・博物館等、ライティング調整が困難で変更が頻繁な現場でも全体を見ながら細かく調整することができる。
また、複数の器具のアングルを最大26パターンまで登録できるので、他のアングルに変更しても登録したアングルを呼び出してワンタッチで再生できる。
明るさや色温度の状態と合わせて「シーン」として登録でき、たとえば時間帯別にそれぞれのシーンに変更するタイムライン制御も可能となった。
明るさはCDM-T35Wクラスで、同社店舗用照明「TUMBLERシリーズ」に位置づけられる。
Bluetooth SENSOR「OA253392」は、配線工事が不要で後付けで設置できる人感センサで、CONNECTEDシリーズの照明器具との組み合わせでキッチン・トイレ・廊下・ロフト空間などあかりのセンサ化を簡単に実現させる。天井面にも壁面にも取付けられ、感知エリアはユニバーサルに調整できる。ON・OFFボタンで連動された照明器具の強制点灯や消灯もでき、明暗センサ(設定照度は5段階)によって人感センサ感知後の点灯時間は5段階に設定できる。

ウシオライティング

イスラエル製器具販売

このほど、イスラエル製の照明器具「AQUA」の販売を開始した。
あらゆる生命の源である海(水)に由来する名が示すとおり、海中の生物や自然の中で見つけた有機的なデザインをイメージして製品化した。
器具に使用されているおもな素材は、インド南部に生息するカイコから生みだされる天然の「タッサーシルク」で、豊かな質感と高い強度、自然な深みのある黄金色が特長といわれる。
この素材をインドでの手染めのあとにデジタル印刷を施し、独自の深く陰のある黒から自然な白いシルクの風合いまでさまざまな色で染めあげている。
デジタル印刷による染色には、繊細なシルクが対象であることから自然(シルク)と人工(印刷)を共生させる技術が生かされており、色はプログラム管理でブレを最小限に抑えている。
今回投入された製品は5つ。「モーニンググローリー(朝顔)」は、その名が示すとおりエレガントなスタンド型ランプで、彫刻のように立体感のある有機的デザインが柔らかい夢のような輝きを与える。
また、「スタンドバイ」は、シンプルかつエレガントなペンダントライトで、ディスク形状のセードが光を拡げることであらゆる空間を個性あふれる洗練されたものに仕上げる。

大光電機

ZEROシリーズ さらに充実

■LED照明(ZERO)の進化
2017年1月にリリースした「次世代のLED屋外用照明シリーズ《ZERO―ゼロ―》」。
『ベーシックなフォルムに、最先端のLED照明技術と、最高の質感を持つ、ワンランク上の屋外照明器具を提供する』をブランドコンセプトに展開し、もうすぐ3年が経過する。
「重耐塩塗装」や「同価格での塗装色変更」など、その高い耐久性と対応力は市場に認知され「多くの指定も頂けるようになってきた」という。
また、ユーザーより高い評価と共に様々な意見や要望もあり、この3年の間に《ZERO―ゼロ―》も進化してきた。
■更なる性能向上への取り組み
《ZEROシリーズ》は、重耐塩仕様を標準仕上げとし、潮風に晒される海沿いにも安心して設置できる充分な性能を有しているが、現在、さらなる耐久性アップを目指し、塗装工程や評価方法の見直しに取組んでいる。これにより日本国内で最も塩害環境が厳しいとされる沖縄でも、より一層安心して使用できる。
また、《ZERO-Vol.2》では、ユーザーからの要望に応え、従来100V専用(一部100/200V兼用)だった電源電圧を、一部の商品を除きボルトフリー化(100V~242V)を実施。近年のリニューアル・リフォーム需要の増加に伴い、既に敷設されている100V、200V等の電源電圧を問わず設置でき、幅広い環境で使用できる。
■器具バリエーションが充実
発売当初は、154点からのスタートだったが、《ZERO-Vol.2》では、従来の製品の拡充に加え新たなバリエーションなど303点を追加し、総点数457点と充実した展開になった。ボルトフリー化と合わせて、さらに多様なアウトドア空間に対応できるようになった。
■今後の対応
発売開始以来、ユーザーから高い評価と様々な意見や要望をもらっている。今後もそれを可能な限り実現していく。
現在、外構設計におけるアウトドア照明はすべて《ZERO》で演出できる製品ラインアップを目指して、さらなる商品展開を計画中である。
同社では、今後もさらに設計者のこだわりの建築意匠やランドスケープデザインに寄り添い、質感の高い器具を提供し、外構計画の可能性を設計者とともに追求していく考え。

コイズミ照明

ライトコントローラ 操作もスマートに

照明コントロールシステム「TRee」に対応したタッチセンサータイプの新製品「メモリーライトコントローラ/ライトコントローラ TSシリーズ」を12月1日から発売する。
【おもな特長】
①スタイリッシュなデザイン
凹凸のないスタイリッシュなデザイン。タッチセンサでスマートな操作性を実現した。それぞれ白と黒の2色展開で、ボタンがなくスッキリとした印象で操作もスマートに行える。
調色機能を搭載した1回路用のライトコントローラでは、ランプの色で色味の表示があるため、操作方法がわかりやすくなっている。
②無線通信対応で省施工を実現
すでに発売しているスマートブリッジ(AE50264E)との無線通信が可能で、ブリッジとライトコントローラ間での配線が不要となり従来よりも省施工を実現した。
③HEMSやスマートスピーカーに対応
従来品と変わらずTReeによってスマホやタブレットで照明をコントロールすることができる。
また、スマートスピーカーでも操作が可能。照明器具はあかり専科掲載の約3000アイテムが接続可能。「ECHONET Lite」規格のHEMSに接続できる。
【ラインアップ】
◇メモリーライトコントローラ
4回路用
白・黒2機種
◇ライトコントローラTSシリーズ
1回路用調光調色タイプ
調光タイプ
ON-OFFタイプ
各白・黒2機種ずつ合計8機種

星和電機

防爆エリア オールLED化へ

同社は、来年5月から塗装ブース用の一般灯LGWAおよび非常灯VGWAシリーズとクリーンルーム用の一般灯LGCBおよび非常灯VGCAシリーズ2種類の受注を開始する。
これにより、産業用照明器具全シリーズでLED照明器具のラインアップが揃い、防爆エリアでのオールLED化が可能となる。
塗装ブース用のLGWA/VGWAシリーズは、光源や電池交換のための開閉を前面・後面交換タイプの2種類をラインアップ。取付寸法も同じにしており、天井・壁背面スペースに応じて器具選定が可能。
一方、クリーンルーム用のLGCB/VGCAシリーズは、適合クリーン度100および1000の2種類を揃え、設置場所に応じて選択可能。
LED照明器具「STARLED★S」の新たなラインアップとしては、ほかにも防爆形非常用LED灯器具「VZBA-V2」を発売している。
同製品はIEC規格整合(国際整合防爆指針)に適合し、爆発性危険場所ZONE1・ZONE2および水素ガスが発生する場所でも使用可能。1台で通常時・非常時ともに安心・安全な明かりが確保でき、防爆エリアでオールLED化を実現。

遠藤照明

無線調光システム進化

納入実績1万件を超える、無線調光システム「Smart LEDZ SYSTEM」が進化し、ユーザーの要望にさらに”Fit”する「Smart LEDZ Fit(スマートレッズ フィット)」として新登場した。
無線調光システム「Smart LEDZ」がさらに進化。「スモールに始めたい」そんな要望にも“Fit”!
【おもな特長】
①お手軽システムで簡単スタート!
対応照明器具を設置し、スマートフォンに専用アプリ(無料)をダウンロードすれば、特別な工事不要ですぐに照明コントロールを始められる。
②調光も調色も思いのままに!
スマートフォンでの直感的な操作で、色温度と明るさを個別に調節可能。空間に合わせ、最適な明かりへ簡単にチェンジできる。
③非調光よりもローコスト!
「Smart LEDZ」対応照明器具を非調光照明器具と同価格に改定した。さらに「Smart LEDZ Fit」
ならば、最適な調光率設定による省エネ運用で、電気代を削減できる。「調光タイプ器具は高い」という概念を覆し、「照明コントロールが当たり前」といえる時代創造を目指す。

ホタルクス

シーリングライト かわいいデザイン


このほど、子供部屋・寝室に向けたかわいいデザインのインテリアシーリングライト4種類を発売した。
自宅でのくつろぎがストレスを軽減することに着目して開発したもので、子供部屋には「銀河鉄道」と「お城物語」を、寝室には「葉の環」と「花火」をあしらっており、20種類のデザインから顧客や一般社員の声をもとに4種類のデザインに絞った。
【おもな特長】
①停電時にもほのかに見える「ホタルック機能」を搭載
消灯時に停電が発生した場合にホタルックLEDが自動点灯し、ブルーグリーンの光で周囲を確認。日常生活においても、消灯後に同様の光で部屋の移動時に視界が確保される。
②「かんたん留守タイマー」を搭載
不在時に照明器具が自動で点灯や消灯を繰り返すことで在宅を装い、防犯面にも配慮。これまでタイマーの設定は時刻指定など面倒な操作が必要であったが、今回のものは「留守番ボタン」を押すだけで簡単に設定することができる。
あらかじめ任意の点灯、消灯パターンがプログラムされており、「留守番ボタン」を押す回数で3通りの設定が可能。
③50パターンの「調色×調光」設定
生活シーンに合わせて光色と明るさをコントロール。ナチュラル(昼白)色時の最大光束値は日本照明工業会が定める適用畳数表示基準で最も明るい数値であり、アクティブ(昼光)色時の光束値も上記表示基準内にしっかりと収めている。

プリンス電機

棚前面を明るく照らす

同社は、施設・機器照明の専門メーカーで60年以上の歴史を持ち、CSR活動などを積極的に行い、地域や社会での評価も高い。
商品展示照明や商業施設照明を中心に展開していることもあり、LED照明である「ディーライン」シリーズのなかでLED棚下照明器具であるAC100V入力の「Jシリーズ」Aタイプを発売し、市場から高い評価を得ている。
直下照射型で、売り場の明るさと商品の演出を創るための棚前面を明るく照らす透明カバーが特長で、全長は410㎜、560㎜、710㎜、860㎜、1160㎜の棚モジュールに合わせた5種をラインアップ。高さ15.2㎜、奥行き40㎜で、棚に設置しても違和感の無い薄型コンパクトなサイズ設計となっている。全長860㎜サイズで定格消費電力5.3Wと大幅な省エネを実現している。
また、オプションパーツは、リニアコンセント用2P電源コード、渡りコード、スライドフック、マグネット取付金具、電源コード、コードマグネットなど、豊富なラインアップを誇る。
こうした別売りのパーツを使用することで、電源を含む複数の施工方法が選べる仕様となっている。

因幡電機製作所

小型・軽量、高い安全性

LED道路灯「LW―7シリーズ」
高い安全性能とさらなる小型・軽量化を兼ね備えた新型道路灯である。
従来品のLW―3シリーズから約60%のボリュームダウン。質量は約半分の5㎏程度まで軽量化に成功。風圧荷重算定における受圧面積も大幅に低減した。
従来では、フタを開いたときに器具の大きさの範囲外にはみ出すことから、作業時のアームへの干渉や嵌合時の芯合わせなどで苦労するケースがあった。
LW―7シリーズは、可動蓋を後開きにすることでアームへの干渉や芯合わせが容易になり、作業性が向上した。
また、下落防止ワイヤーが2本取付けることが可能で、万が一の際の器具下落リスクを軽減する。
従来品より、さらに安全性が高まった。

電材流通新聞2019年11月21日号掲載