日本電機工業会 2020年度第1四半期の産業用汎用電気機器出荷実績

日本電機工業会(JEMA)はこのほど、2020年度第1四半期の産業用汎用電気機器出荷実績を公表した。
出荷額合計は、前年同期比91.6%の1800億円で、8四半期連続の減少となった。
米中貿易摩擦の影響もあるなか、サーボモータ(アンプを含む)、プログラマブルコントローラ、低圧遮断器の輸出は2四半期連続で前年同期比増となったが、国内を中心に新型コロナウイルスによる需要減少により低調な動きとなった。

回転・駆動機器

出荷額合計は、前年同期比91.7%の648億円で、8四半期連続の減少となった。
三相誘導電動機(75kW以下)は、前年同期比8.3%の138億円で6四半期連続の減少。サーボモータ(アンプを含む)は、同93.8%の352億円で8四半期連続の減少となった。

配電・制御機器

出荷額合計は、前年同期比92.7%の788億円で前四半期の増加から再度減少となった。
標準変圧器(2000kVA以下)は、前年同期比90.7%の176億円で6四半期連続の減少。プログラマブルコントローラは、同96.6%の310億円で前四半期の増加から再度減少となった。

その他機器

可搬形発電機は、前年同期比82.0%の65億円で3四半期連続の減少。電動機応用機器は、同90.6%の299億円で3四半期連続の減少となった。

電材流通新聞2020年9月3日号掲載