インターホン特集  2019年度も好調維持 気になるコロナの影響

メーカー各社の商品戦略

パナソニック

宅配ボックスと無線接続
VL-SWZ300KF

11月12日発売のワイヤレスモニター付テレビドアホン「家じゅうどこでもドアホンVL-SWZ300KF」は、宅配業者による荷物配達時にドアホンが応答して宅配ボックスへの投函を依頼できる。
配達の際に呼び出しボタンが押されるとドアホンが応答し、宅配業者に宅配ボックスへ荷物の投函を依頼できる。見知らぬ来訪者にはモニター側からワンタッチで応答メッセージを流し、来訪者の名前と用件を確認できる「あんしん応答」機能を搭載する。
設置家屋で火災が発生した際には、住宅用火災警報器と連携して宅内のモニター親機からの警報通知に加えて屋外のカメラ玄関子機からも警報音、音声、LEDライトの点滅で通知できる。

◇ドアホンが応答して宅配業者に宅配ボックスへ荷物の投函を依頼できる

配達の際、呼出しボタンが押されると「宅配業者の方は宅配ボックスに荷物を入れてください」というメッセージを玄関子機から流して宅配ボックスの存在を知らせて投函を依頼でき、家にいながら応答できない場合や不在時にも荷物を受け取ることができる。
また、同社宅配ボックス「COMBO-LIGHT」と無線接続することで荷物が届いたときはモニター親機の通知ランプが点灯し、モニター親機に「宅配ボックスが使用されました」と表示するので帰宅後の荷物取り忘れを防げる。荷受け時の日時、映像を自動的に記録し、不在時の荷受けの日時や様子も録画映像で確認できる。

◇見知らぬ来訪者にワンタッチでドアホンが応答するあんしん応答機能
あんしん応答機能は、見知らぬ来訪者などからの呼出しがあった場合に名前や用件をたずねるメッセージを流す。相手を確認したあとは、呼び出しに応答することも応答しないこともできる。「自動あんしん応答」設定により留守中の来訪者の用件を自動的に録画、録音することができるので、帰宅後に確認できる。

◇住宅用火災警報器と連携し屋外のカメラ玄関子機から火災発生を通知
設置している家屋で火災が発生した際、住宅用火災警報器と連携して宅内のモニター親機からの警報通知に加え屋外のカメラ玄関子機からも警報音と音声、LEDライトの点滅で火災を屋外に通知する。日中在宅時のみならず深夜・早朝時間、留守時などの火災発生を近隣に知らせることができる。

アイホン

リニューアルに最適
PATMOα

このほど、集合住宅用インターホンシステム「PATMO」の後継機となる「PATMOα」を発売した。
PATMOαでは、小型で薄型なデザインの居室親機を新たにバリエーションとして追加。新築だけではなく既設インターホンのリニューアルにも最適な縦長タイプとシンプルな小型タイプの2種類から選択することができ、どちらもインテリア性の高いスマートなデザインとなっている。小型タイプは、壁面に設置される給湯リモコンや床暖房リモコンなどに近いサイズになっているので、室内において調和のとれた配置を可能とする。
集合玄関機は、従来のシルバーに加えてブラックパネルを追加し、エントランスのコンセプトに合わせて選択できる。
また、宅配ボックスとの連動機能を追加。荷物が届くと居室親機の着荷表示画面と音声で知らせ、非接触キーリーダーシステムと連動している場合は帰宅時に非接触キーをキーリーダーにかざすと集合玄関機でも着荷が表示される。

■居室親機
従来品(奥行25㎜)に比べ薄型化。縦長タイプは奥行23.5㎜、小型タイプは奥行18.5㎜を実現。呼出を受けると操作ボタンの各ランプが点滅し、操作を案内する。
宅配ボックスとの連動で荷物が届いたことを居室親機で確認でき、非接触キーリーダーシステムと連動する場合は集合玄関機の表示部でも確認できる。
自動録画機能(1件あたり6画面録画、最大40件記録)で留守中の来訪者を確認できる。
モニター付親機に搭載されている非常ボタンを押すと住戸玄関子機から警報音を鳴動して威嚇。カメラ付玄関子機の場合は約30秒間録画できる。
モニター付親機には住宅用火災警報器や防犯センサー、コールボタンの接続ができるオプション入力端子を搭載。住宅用火災警報器を接続した場合は、作動すると居室親機・住戸玄関子機から警報音と音声メッセージで通知する。

■小型玄関子機
従来品よりコンパクトシンプルなデザインとすることで設置の自由度が向上。

■集合玄関機
パネルはシルバーとブラックの2色で、エントランスのコンセプトに合わせて選択できる。

■システム全体
住戸幹線は1ペアのため既設配線を入れ替えることなく利用でき、リニューアルにも対応する。制御装置は4系統接続で1系統あたり最大25台、システム全体で最大100台接続できる。

電材流通新聞2020年9月17日号掲載