7月度の新設住宅着工戸数 総戸数 7万232戸(前年同月比11.4%減)

着工床面積561万6000平方㍍
前年同月比15.6%減

国土交通省はこのほど、7月度の新設住宅着工戸数を発表した。それによると、持ち家、貸家及び分譲住宅が減少したため、全体で前年同月比11.4%の減少となった。季節調整済年率換算値では前月比4.8%の増加となった。

【総戸数】

全国の総戸数は前年同月比11.4%減の7万232戸で、13カ月連続の減少となった。
新設住宅着工床面積は前年同月比15.6%減の561万6千平方㍍で、12カ月連続の減少となった。
季節調整済年率換算値は前月比4.8%増の82万8千戸で、先月の減少から再びの増加となった。

【利用関係別戸数】

①持ち家
前年同月比13.6%減の2万2708戸で12カ月連続の減少。民間資金による持ち家は同13.2%減の2万393戸で12カ月連続の減少、公的資金による持ち家は同17.3%減の2315戸で4カ月連続の減少。
民間資金による持ち家が減少し、公的資金による持ち家も減少したため、持ち家全体で減少となった。

②貸家
前年同月比8.9%減の2万7684戸で23カ月連続の減少。民間資金による貸家は同9.8%減の2万4853戸で38カ月連続の減少、公的資金による貸家は同0.2%減の2831戸で4カ月連続の減少。
民間資金による貸家が減少し、公的資金による貸家も減少したため、貸家全体で減少となった。

③分譲住宅
前年同月比11.8%減の1万9359戸で9カ月連続の減少。内訳でみると、マンションは同2.9%減の8352戸で3カ月連続の減少、一戸建は同17.2%減の1万820戸で8カ月連続の減少。
マンションが減少し、一戸建住宅も減少したため、分譲住宅全体で減少となった。

【建築工法別】

プレハブは前年同月比18.4%減の9662戸で4カ月連続の減少、ツーバイフォーは同16.4%減の7835戸で16カ月連続の減少。

電材流通新聞2020年9月17日号掲載