1月の総計5.42万t〈1.1%減〉4か月連続減 電線工業会調べ 主要7部門別出荷

建販1.6%増と踊り場へ 電力(6.6%増)続伸、動きだす

電線工業会がまとめた銅電線主要7部門別出荷数量の20年1月分実績および2月分推定によれば、1月分実績は、総計5万4千223㌧で前年同月比1.1%減と4カ月連続で下降した。自動車と建設電販が前年をやや上回ったものの、依然として電気機械とその他内需などが振るわなかった。

また、光ファイバケーブルを含む光製品は、総計272万7千970㎞で同23.1%減と大幅なマイナスになった。主力の海外が中国市場などの伸び悩みで26%ほど前年を下回ったうえ、国内も電力用途の苦戦が響き同3.8%減少したため、19年5月から9カ月連続で前年を下回った。

一方、2月分の銅電線出荷推定では、総計5万4千700㌧(同3.5%減)と5カ月連続で前年を下回る見通し。通信や電力、自動車の3部門が増加するものの、主力の建設電販が2万5千600㌧で同7・2%減と伸び悩んだことが大きく響いた。

1月分の部門別出荷をみると、プラスグループは通信、電力、自動車と建販の4部門になった。通信はCCPなどが伸び悩むも、建販向けやデータセンター向けのLANケーブルが動いたほか、一部5G絡みも健闘して同12.8%増と大幅に増えた。ただ、伸び率が高いのはベースが小さいためだ。電力は、OFケーブルからCVケーブルの一部張り替え需要に、メンテサポートや洋上風力発電向けが幾分動いたのが重なり同6.6%増と、2カ月連続で伸長した。自動車は、自動車市場のトレンドに連動し同1.0%増と2カ月連続で底堅く増えた。建設電販は東京五輪の需要が終わったものの、再開発プロジェクトや駅舎のリニューアル需要などによって、同1.6%増加し、2カ月連続で伸びた。ただ、これまでの勢いが鈍り、踊り場へ差し掛かった。

一方、マイナスグループは3部門になった。このうち電気機械は、貿易摩擦などの影響が続き同5.0%減少し、17カ月連続で前年割れとなった。医療向けなどを除きほとんどの品種が前年を下回った。その他内需も、設備投資の低調が響き同3.8%減と4カ月連続で下降した。輸出は大型スポット需要が減り同39.5%減少した。

電線新聞 4195号掲載