ヒロセ電機 ひねりロック解除式追加 ゼロスクリュー端子台

ヒロセ電機は1月28日、ゼロスクリュー端子台「EF2」シリーズの150A対応製品に新たなロック解除方式「両側ひねりタイプ」と「片側ひねりタイプ(片側ねじ止めとのハイブリッド)」を追加したと発表した。同シリーズは、既に上市したプッシュタイプなどが大手ゼネコン案件や公共建築などで幅広い採用実績を積んでおり、建設現場で高まる省力化や安全性向上、工期短縮のニーズに応えた。今後もバリエーションを拡充する予定。

同シリーズは、ねじを使わずにビルの配電盤や分電盤などとケーブルを接続できるバネ式端子台。今回上市したひねりタイプはつまみをひねってロックを解除し、ロック状態の視認性が向上した。また、片側ひねりタイプは、片側が従来のねじ止め端子台(スタッド端子台)と同じ組み立て方法で使いやすい。

さらに、圧接で良好な結線状態を保つため、電気設備でのねじのゆるみが引き金となる火災リスクを低減できる。結線は丸端子を差し込むだけ。従来のねじ式端子台での作業と比べると、ねじ外しやねじ締め、トルクチェックなど確認作業の必要がなくなり、4割強の工数削減が見込める。一般的な丸形圧着端子が差し込める点も好評だ。

(写真の説明、エトキ)

㊧両側ひねりタイプと㊨片側ひねりタイプ

電線新聞 4229号掲載