古河電工 海底ケーブル工事完工 北九州響灘洋上風力向け

古河電工は4月23日、北九州響灘洋上ウインドファーム向けの海底ケーブルシステムの設計・製造・布設据付工事を完工したと発表した。

同発電所は福岡県北九州市沖に位置し、出力9.6MWの発電機を備えた風車25基で構成されている。最大出力は220MW、事業面積は約2700haで、完成時点では国内最大の洋上風力発電所となる。ひびきウインドエナジーが事業主体となり、洋上工事は五洋建設と日鉄エンジニアリングの特定建設共同企業体(JV)が担当した。

古河電工は本JVのもと、風車間および陸上設備に至る海底ケーブルを一括して担った。同社は、国内の洋上風力では最高電圧となる66kV海底ケーブルを適用し、福島浮体式や石狩湾新港などのプロジェクトで培った知見を生かして、鉛被などの金属管を使用しない新構造を採用した。海底ケーブルの総延長は約59㎞に及び、無事故・無災害で工事を終えた。

あわせて、古河電工メタルケーブルと共同開発した、両端端末付き66kV EPRケーブル(エチレンプロピレンゴム絶縁ケーブル)を納入した。同ケーブルは、優れた可とう性と端末付き構造により、限られた風車内スペースでの配線や接続を可能にし、洋上での工期短縮に寄与した。

電線新聞 4430号掲載