SWCC 仮想空間で技能を取得 SICONEXにAVR導入

SWCCは5日、同社の独自技術「AVR(アドバンスト・バーチャル・リアリティ)」システムを、66/77kVの「SICONEX(サイコネックス)」施工技能教育に導入したと発表した。

SICONEXは、同社の技術を結集した電力接続部品のブランド。この戦略製品にさらなる付加価値を付けるために、同社はソリューションビジネスのブランドとして、「SICOPLUS(サイコプラス)」を立ち上げて、部材と工事をあわせて提供している。

これまで66/77kVの施工技能は、現場で経験を積みながら取得していくのが主流だったが、今回、SICOPLUSの一環として、仮想空間と現実を重ね合わせるAVRを導入し、短期間で効率的に技能を習得できるシステムとした。

AVR教育システムでは、現場に出向かなくても、ケーブルや工具(コントローラー)の実物モデルを持ち込み、バーチャル空間でSICONEX施工を体験できる。動画マニュアルが表示されるため、手順、方法などを容易に理解でき、重要な工程に設けられた設問の正解率から、習熟度を把握することができる。

電線新聞 4335号掲載