1月 新設住宅着工戸数

6万7087戸 1.1%増(前年同月比)
持ち家、分譲住宅が堅調
季節調整済年率換算値 4カ月ぶりに減少

国土交通省はこのほど、1月度の新設住宅着工戸数を発表した。それによると、貸家は減少したが、持ち家及び分譲住宅が増加したため、全体で前年同月比1.1%の増加となった。また、季節調整済年率換算値では前月比9.3%の減少となった。

【総戸数】

全国の総戸数は前年同月比で1.1%増の6万7087戸で、2カ月連続の増加となった。新設住宅着工床面積は同3.0%増の548万4千平方メートルで、4カ月連続の増加となった。
季節調整済年率換算値は87万2千戸で、4カ月ぶりの減少となった。

【利用関係別戸数】


①持ち家
前年同月比3.3%増の2万925戸で4カ月連続の増加。
民間資金による持ち家は同3・7%増の1万8478戸で7カ月連続の増加。公的資金による持ち家は同0.2%増の2447戸で3カ月連続の増加。
民間資金による持ち家が増加し、公的資金による持家も増加し、持ち家全体で増加となった。

②貸家
前年同月比12.3%減の2万4776戸で5カ月連続の減少。
民間資金による貸家は同11.9%減の2万2499戸で20カ月連続の減少。公的資金による貸家は同16.0%減の2277戸で3カ月ぶりの減少。
民間資金による貸家が減少し公的資金による貸家も減少したため、貸家全体で減少となった。

③分譲住宅
前年同月比19.8%増の2万911戸で6カ月連続の増加。
内訳でみると、マンションは同43.6%増の9368戸で6カ月連続の増加。一戸建は同4.2%増の1万1190戸で2カ月連続の増加となった。
マンションが増加し、一戸建住宅も増加したため、分譲住宅全体で増加となった。

【建築工法別】


プレハブは前年同月比10.6%減の9480戸で5カ月連続の減少。ツーバイフォーは同8.5%減の7862戸で先月の増加から再びの減少。

電材流通新聞2019年3月14日号掲載