中央職業能力開発協会 第58回技能五輪全国大会が愛知で開幕 関電工、「電工」「配管」職種で金賞

11 月14 日、愛知県国際展示場(常滑市)において「第58 回技能五輪全国大会」の電工職種の競技が行われた。新型コロナウイルス感染防止措置が取られるなか、熱戦が繰り広げられた。
木製板上への配線工事および小型PLCへのプログラミングにて競技を行う。課題には、事前公表される部分と当日発表・決定される部分があり、臨機応変な対応が求められた。
計44 人の選手がしのぎを削るなか、関電工の橋本 嶺治選手(写真1)が金賞を受賞。31 位となった前大会の雪辱を果たした。橋本選手は2022 年に中国・上海で開催予定の「第46 回技能五輪国際大会」に日本代表として選出される予定である。その他の受賞者は第1表となった。
同社は「配管」の職種でも板橋 優斗選手(写真2)が金賞を受賞。
また、「情報ネットワーク施工」の職種では、協和エクシオの海老原 徹選手(写真3)が金賞を受賞し、前回大会に続いて二連覇を達成した。

橋本選手インタビュー

前回大会は31 位だったので、金賞と発表されたときは、とても嬉しかったです。
国際大会の出場権がかかった今回は他社もさらに力を入れてくるだろうと意識を高め、質の高い訓練内容にすることや、メリハリをつけて休息もしっかりとるように心がけました。大会本番は作業に集中し、終始いいペースで競技できました。当日公表課題への対応力で差がついたと感じています。指導員や、一緒に訓練をするほかの選手たちの存在に支えられました。今後は国際大会に向けて自分の技能の精度をどこまで高めることができるか、楽しみに思っています。

オーム社「電気と工事」2021年1月号掲載