【コイズミ照明】コイズミ照明R&Dセンター 2018年度グッドデザイン賞を受賞

建物中央部の吹き抜け

コイズミ照明が昨年、大阪市東成区に開設した「コイズミ照明R&Dセンター」が、「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。受賞の理由については、「照明はもちろんのこと、空調や自然光制御を取り込み、数値的にも高い環境性能を達成した」ことなどが挙げられている。
R&Dセンターは、同社の研究開発施設でありながら、多様な「あかり」を追求する新あかり文化創造拠点「あかりの杜」をコンセプトに、最先端のテクノロジーを取り入れて社会と地域環境に配慮している。
建物南面は、緑化した階段状のバルコニーとなっており、周辺に圧迫感を与えず「空・光・緑」を共有することによって地域との共生をはかる。
また、建物中央の吹き抜け・開閉式トップライトにより、自然の光と気流を最大限に利用する構造となっている。
さらに、各フロアの照明制御には、国際規格「DALIシステム」を導入。照明、空調、ブラインドを連携させて制御し、オフィスの快適性維持とCO2削減の両立を実現している。

 【グッドデザイン賞審査委員による評価コメント】
R&Dセンターは、照明メーカー自らの関与により、丁寧にデザインされている。照明はもちろんのこと、そこにとどまることなく、空調や自然光制御も取り込むことで、数値的にも高い環境性能を達成した環境建築となっている。
さらに、バルコニーを持ち込んで緑化を施すことで、周辺環境に対して優しく抑制された表情を生み出している点も好感度が高い。

緑化を施すバルコニー

電材流通新聞2018年10月11日号掲載