【日本配線システム工業会】 第5次中期計画推進

一方、日本配線システム工業会では、第5次中期計画の初年度となる今年度、同計画の重点テーマを中心に活動していく。
特に、「新規分野開拓活動」を積極的に推進していく。そのため、「配線システム」の名にふさわしい新たな事業分野拡大を指向する。長い歴史のある配線器具・住宅盤の強みを活かし、システム思考することで、ユーザーへ新たな満足を届ける分野を捜すため、専門委員会を横断して技術委員会などの傘下に設立したWGを中心に、日配工でできる提案を検討・推進する。
最重点課題としている第5次中期計画5大活動テーマは次の通り。
①配線システムからの火災事故を撲滅する「安全品質の追及活動」
②交換リニューアル市場を構築する「安全・点検リニューアル活動」
③低炭素社会を配線システムで実現する「環境対応推進活動」
④新しい配線システムの標準化で安心を造りだす「標準化推進活動」
⑤新しい分野の市場を開拓する「新規分野開拓活動」
そのほか、重点項目として①配線システム及び配線器具に関する生産、流通等の調査及び研究=出荷統計調査(接地極付きコンセント含む)、需要動向・流通動向の早期集計②配線システム及び配線器具に関する技術の調査及び研究=技術動向、技術課題等に関する調査及び研究③配線システム及び配線器具に関する情報の収集及び提供=市場動向、環境問題等に関する情報収集及び提供④配線システム及び配線器具に関する普及及び啓発=日配工の提案する製品の普及と安全点検など使用者への啓発⑤配線システム及び配線器具に関する規格の立案及び推進=各種規格作成委員会活動の推進と取り纏め⑥配線システム及び配線器具に関する内外関係機関等との交流及び協力=国内関係機関及び海外関係機関との協調体制構築⑦前各号に掲げるもののほか本会の目的を達成するために必要な事業——を推進していく。

電材流通新聞2018年11月8日号掲載