【河村電器産業株式会社】河村電器産業とヘッドスプリング EV 双方向充電器の実証開始

【河村電器産業株式会社】河村電器産業とヘッドスプリング EV 双方向充電器の実証開始

2022年2月1日

当社は、パワーエレクトロニクス製品メーカーのヘッドスプリング株式会社(本社;東京都品川区 社長:星野 脩/以下、ヘッドスプリング)と「環境配慮型ワーケーションモデル創出会議」(座長:徳島文理大学 床桜英二教授)に関わる実証実験に参画し、2021年12月よりEV双方向充電器による電力融通の実証実験を開始しました。

1.実証の目的

本実証実験は、徳島県三好市池田町馬場地区の廃校をワーケーション施設としてリノベーションした「ウマバ・スクールコテージ」を複数の住宅に見立て、太陽光発電、蓄電池、EVとエネルギーマネジメントシステム(以下、EMS)を接続し、効率的に各システムから電気機器へ電力供給することを目的としています。
すでに2021年8月より、株式会社村田製作所様と株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所様の共同開発による、それぞれの蓄電池同士で”電気のおすそ分け”を実現するシステムの実証実験が行われております。
今回開発した EV 双方向充電器は、EV への充電のみではなく、EV からの電力供給が可能となります。例えば、山の麓の太陽光発電設備で発電したエコな電力を、EV により人と一緒に運んで山の上の施設で消費するといった、より柔軟で環境に優しい分散型のエネルギーシステムを構築することを目指しています。

2.実証概要

「ウマバ・スクールコテージ」を3軒の住宅と見立て、住宅内の蓄電池の稼働状況を電力量に応じてEVと蓄電池で電力の融通を行い、EVと電気を運ぶ新たな地域移動搬送システムの実証を行います。当社は EV 双方向充電器における EV と電力変換装置と上位 EMS を連携するシステムの開発を行いました。また、ヘッドスプリングは EV への充電/放電が行える双方向電力変換器の開発を行いました。

3.実証期間

2021年12月~2022年3月

4.実証機及び実証施設

実証用 EV 双方向充電器

実証用 EV 双方向充電器

ウマバ・スクールコテージ

ウマバ・スクールコテージ

5.ヘッドスプリング株式会社の概要

(1)名称 ヘッドスプリング株式会社
(2)本社所在地 東京都品川区東品川2丁目5番5号ハーバーワンビル3F
(3)代表者 代表取締役社長 星野 脩
(4)事業内容 パワーエレクトロニクス製品の開発・製造・販売事業
新興国向けコンサルティング・新エネルギー事業
(5)資本金 5億4,259万円(払込資本金9億649万円)
(6)設立年月日 2014年7月

6.河村電器産業株式会社の概要

(1)名称 河村電器産業株式会社
(2)本社所在地 愛知県瀬戸市暁町3番86
(3)代表者 代表取締役会長 河村 幸俊
(4)社長 取締役社長 水野 一隆
(5)事業内容 産業用、民生用電気機器製造販売
(6)資本金 18億340万円
(7)設立年月日 1929年11月(創業:1919年8月)

7.環境配慮型ワーケーションモデル創出会議の概要

(1)名称 環境配慮型ワーケーションモデル創出会議
(2)座長 徳島文理大学 教授 床桜 英二
(3)目的 1.関係人口創出による「活力ある地域づくり」への貢献。
プロジェクト提案型のワーケーションを展開し、企業人材など新たな人流創出
2.先進的な脱炭素プロジェクトによる「未来志向の地域づくり」への貢献。
再生可能エネルギーの最適利用をする”おすそ分け”システムの構築。
3.大規模災害時の電力確保による「安全・安心な地域づくり」への貢献。
自律分散型の再生可能エネルギーの特徴を生かし、孤立集落対策の推進。
(4)構成メンバー
(オブザーバー含む)
【大学】徳島文理大学
【地域】一般社団法人三好みらい創造推進協議会
【企業】株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所/株式会社村田製作所/ヘッドスプリング株式会社/河村電器産業株式会社/丸浦工業株式会社/国際航業株式会社/四国電力株式会社/四国旅客鉄道株式会社
【行政】徳島県/三好市

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公式プレスリリースはこちら: 河村電器産業とヘッドスプリング EV 双方向充電器の実証開始