株式会社ミヤマエ
ドローンの安定飛行を補助する
「ミヤ・リードロンHS30/ミヤ・ドローンホイスト」
世界で初めて釣り用の電動リールを開発したミヤマエ様。
その釣りのリールの技術を活かして開発されたのが、ドローンを安全に使用するための手助けをする「ミヤ・リードロン」です。
元々、プロの方々が使用するマグロ漁用のリールでは、マグロを徐々に船に近づけるために糸を「出しながら巻く」を繰り返し行う機能(ドラグ機構)があり、その技術を利用しています。ドローンを軽く引っ張りテンションをかけ、ハイスピードで巻くことで安定した飛行ができ、風などでバランスを崩すのを防ぎます。また、紐で繋がれているため、万が一落下した際、紐をたどることで回収することが可能です。
2021年の航空法改正により30m以下の飛行の場合、リードロンのような係留装置があれば申請なしで飛ばせるようになりました。住宅密集地でもリードロンがあれば申請なしで飛ばすことが可能です。
ミヤ・リードロンHS30は、30m以上は伸びない設計になっているので、規定空域を超える心配はありません。
会場では実際にミヤ・リードロンHS30を使用してドローンを飛ばす実演をしていました。
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また同じくリールの技術を応用した「ミヤ・ドローンホイスト」はドローンの下部に取り付け、ロ-プの先についているフックに荷物を吊り下げて運びます。
荷物を吊り下げる際に余分なロープのたるみを巻き取ることで、荷物が振られてドローンが不安定になることがありません。
現場に到着した際に、ロープを長く伸ばすことで高度が下げられない場所でも安全に荷物を届けることが可能です。
また、荷物を2回着地させるとフックが自動的に開き荷物を地面に置ける仕組みになっており、万が一途中で衝撃が加わった際も、フックから荷物が外れないようになっています。
荷下ろし後は、またロープを巻き取るため、ロープがプロペラに絡まることもなく帰路も安全です。
こちらを使用すれば、狭い箇所や傾斜地など人が踏み入ることが難しい場所にも、荷物を届けることが可能ですので、災害時や独立した地域への荷物の輸送に活躍します。
会場では参考出品として、工事現場の足場作業を再現し、足場の上から荷物を下ろして、引き上げるデモンストレーションを行っていました。
お客様からは「エアコン室外機の上げ下ろしに使用したい」とのお声が多いそうです。
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阪国電機株式会社
災害時の停電や、電源のない場所でも各種警報装置を稼働させるバックアップ電源ユニット
「PSBUシリーズ HANKOKU BATTERY(ハンコクバッテリー)」
HANKOKU BATTERYは、電力変換機能を備えた交流の制御機能付き電源ユニットでソーラーパネルや商用電源と組み合わせることで、災害による停電時も必要な電力をいつでも供給できるようにします。
従来は三相200Vのサイレンを停電時に動かそうとすると大きな発電機が必要で、発電機は管理が大変だったり、広い設置場所が必要など、なかなかサイレンの停電対策は進んでいないことが課題となっていました。そこに着目し、発電機ではなく蓄電池を使用してサイレンを稼働できないかという思いから開発されました。
通常大きなサイレンを動かすには入力電源が三相200V必要ですが、単相100Vで可能。
7.5kWまでのサイレンを、30分間吹鳴可能です(標準品)。時間延長についても、特注にて対応しています。
直流電源装置にリチウムイオン電池を採用し、一体化することでコンパクト化を実現。省スペースで設置が可能です。屋外型と屋内型の2タイプがあり、オプションでステンレス製筐体も選ぶことができます。また、インバータによる給電方式を採用することで、接続機器に対する最適な電流制御を実現しています。
ソーラーパネルと組み合わせることで、太陽光エネルギーによる電源供給が可能になります。商用電源の確保が困難な場所や災害などによる停電時も、さまざまな装置を稼働させることができ、取付ポールおよびコントロールユニット一体型のため設置も容易です。