もえの展示会れぽーと【54】第50回ジャンボびっくり⾒本市に⾏ってきました!メーカー編⑥

サンテレホン株式会社

雷を落とさない避雷針
「Dinnteco-100plus」

Dinnteco(ディンテコ)は落雷現象を発生させない革新的な避雷針です。

通常の避雷針は、避雷針に雷を落として地面に電流を流し、建物や人を守るという仕組みですが、Dinntecoは、はじめから雷現象を発生させないようにする製品です。

Dinntecoはアンドラ公国というフランスとスペインの間にあるピレネー山脈の麓にある雷がよく発生する国に住む技術者が23年前に開発し、スペインで生産をしています。

雷雲はプラスとマイナスの電荷を持っており、絶えず分離が行われています。

湿った空気が地面から上昇して上空の低い温度の層に達するとあられや小さな氷の粒が多量に発生し、そのあられや氷がぶつかり合うことで静電気が発生します。その際に、重くて下に溜まっているあられにはマイナスの電荷が、軽くて上に溜まる氷の粒にはプラスの電荷が集まります。ある程度電荷が溜まってくると、蓄えきれなくなって、マイナスの電荷は上に溜まっているプラスの電荷に結びつこうと高速で移動します。その際に、雲の中で放電が発生します。その現象は雲中放電と呼ばれています。

しかし、その中で約20%は雲の中に発生したマイナスの電荷が地面のプラスの電荷と結びつこうとします。Dinntecoは接地面からプラス電荷を、製品周囲の大気中からマイナス電荷を収集し、製品内で放電を発生させ中和し続けます。マイナス電荷は一定量貯まると本体の内部を通って地面に流します。この繰り返しによって落雷現象の発生を抑制します。

製品寿命は約20年、最大半径約100mまでの範囲を守ります。

このドームの中に地面から上がってきたプラスの電荷と空気中のマイナスの電荷が
dinnteco本体の機能により中和され小さなアーク放電が発生し微量な電流を接地に流します。

出展:dinnteco.japan

これにより、停電や電気機器の故障や工場の生産のストップなど様々な被害を未然に防ぎます。

新たに設置するほか、使用中の避雷針の上から取り付けることも可能です。

ビルや商業施設、工場、病院、学校、スポーツ施設。神社仏閣、電力会社など現在日本でも様々な場所に設置されているそうです。

解説動画

一般社団法人女性技能者協会

女性技能者協会は、女性技能者が業界で働き続けるためのサポートをする団体です。
「私たちは建設現場の殻を破りたい」をスローガンに、2021年に設立され、女性の働きやすい環境づくりや建築現場で働く女性技能者の活躍を広く知っていただくよう、セミナーの開催や、イベント出展、ワークショップ開催、SNSでの活動報告など、さまざまな取り組みを行なっております。

今回のジャンボでは女性技能者がおすすめする工具の紹介をメインにオリジナルTシャツの販売、協賛企業である株式会社ダイマツのオリジナルヘルメットの紹介、会報を配布数などの取り組み紹介を行なっていました。

紹介されていた製品は約50種類ほどあり、一つずつおすすめポイントが記されたポップがついていました。女性技能者が普段どのような工具を使っており、どういった点が気に入っているかなど実際に現場で働かれている技能者の声を端的に分かりやすく解説されていました。

女性技能者の方々が一枚一枚手作りで作られた説明ポップは
壁にもたくさん貼られていました。

また、大阪会場、東京会場ともに2日目に子ども向けのワークショップを開催。

「ぴかぴか泥団子」では、泥団子を作る作業を通して、左官職人の仕事に触れる体験ができ、「竹あかり」ではドリルで竹に穴を開けてイルミネーションを作ることによって、実際に工具を使ってみるという体験ができました。
両会場ともたくさんの親子が参加されており、大盛況でした。

ぴかぴか泥団子

竹あかり

他に、ジャンボセミナーにも参加され、大阪会場では「埒外からの参入」をテーマに神戸芸術工科大学 学長 松村秀一氏と東京会場では「制度と女性の定義」をテーマに芝浦工業大学 建築学部教授 蟹澤宏則氏とともに女性技能協会のメンバーが業界で働くようになったきっかけなど、業界で活躍する女性の話を中心にパネルディスカッションを行われました。

女子技能者協会の活動は、ホームページやSNSなどで拝見できますので、是非チェックしてみてください!

ホームページ:https://www.tradewomenjp.com
Instagram:@wbcs_2020_