感震装置の取り付けなど
全日電工連では、昭和56年以来毎年8月の1カ間、経済産業省主唱のもとで、電気使用の安全に対する知識をひろく全国各都道府県でPRするため「電気使用安全月間」運動を実施しているが、今年も消防庁、各都道府県、日本放送協会の後援を得て実施している。
今年の「電気使用安全月間」運動は、38年目を迎え、主催者各団体がなお一層協力して、関係団体統一デザインポスター1万3600枚、主催団体統一PRリーフレット6万1700枚を作成し、所期の目的達成のための運動を一段と強力に押し進めていく。
同月間の目的は「一般家庭を主軸に電気使用の安全に関する啓発を行い、不良電気設備の改修を実施するとともに、併せて電気工事を行う者の研修を行い、一般用電気工作物の保安確保と電気災害の防止に資すること」としている。
また、実施項目としては①地域社会に視点をおいた電気使用安全に関する啓発指導②感震装置・避雷器の取り付け推進③不良電気設備の改修工事の実施㈬電気設備の安全診断の実施④電気設備のリニューアルの推進㈮電気安全啓発キャラバン隊の実施㈯電気工事士に対する研修の実施㉀200V化の普及推進—を挙げている。
なお、実施項目の取り付け推進は、平成26年より「漏電遮断器」から、「感震装置・避雷器」に変更されている。
同連合会ではポスターに「日頃から電気の安全を心がけ、かしこく上手に使いましょう」などの文言を入れて連合会をあげて取り組む方針だが、「夏場の8月は、1年のなかでも感電事故の発生率が高いとされる。その8月に実施する電気使用安全キャンペーンの重要性をあらためて痛感する」(五十畑正美事務局長)としている。