【マスプロ電工】 システムの実証実験を開始 有害獣が箱罠で捕獲された情報をLPWAを利用して通知

アイキャッチ:マスプロ電工ホームページより

取り付け例

マスプロ電工はこのほど、愛知県日進市ならびに日進市猟友会と共同でイノシシなどの有害獣が箱罠で捕獲された情報をLPWA(Low Power Wide Area)を利用して通知するシステムの実証実験を開始した。
近年、イノシシなどの野生有害獣が住宅地に出没し、人に危害を加えることや農作物をくいあらすなどの被害が、ひとつの社会問題になっているが、同社のLPWAを利用した通知システムを利用することで定期的に箱罠を確認するなどの手間が省けて人手不足に苦しむ猟友会の省力化にもつながる。

■システム導入のメリット

システム例

①確認作業の省力化
イノシシが箱罠に入り檻が降りるとあらかじめ登録した携帯電話などにメールで通知され、担当者が定期的に箱罠を確認する必要がない。

②低コストでの運用が可能
LPWA(Sigfox)は一度に送信できるデータ量は小さいが、遠距離通信や乾電池のみで駆動する圧倒的な低消費電力を実現した新たな通信手段として注目されている。電源工事が不要かつ移設も容易で、ランニングコストを抑えての運用が可能となっている。

電材流通新聞2019年2月7日号掲載