【東芝テック】印字速度を向上させ、RFID機能も搭載した新型ラベルプリンタを発売

ラベルプリンタ「BA400シリーズ」の発売について

~最高印字速度30%向上、パーツライフアラート機能、RFID機能搭載~

東芝テック株式会社は製造業、物流業、小売業などさまざまな業種で利用できる、ラベルプリンタ「BA400シリーズ」2モデルを2019年5月27日より発売します。

今回発売する「BA400シリーズ」はお客様から高い評価をいただいた「B-SA4T」の後継モデルで最高印字速度を30%向上させ、パーツライフアラート機能*1、RFID機能*2を搭載した新モデルです。
「BA400シリーズ」では、現行モデルの「B-SA4TM」/「B-SA4TP」と同様、製造業、物流業向けに高い耐久性を実現したメタルボディの「BA410T」と、流通店舗に適したプラスチックボディの「BA420T」の2モデルを販売いたします。

*1 パーツライフアラート機能は、2019年8月製造分から搭載されます。更新版ファームウェアの入手等につきましては、弊社営業までお問い合わせください。
*2 RFID機能は、UHF帯RFIDオプションが必要となります。

背景

日本における少子高齢化、人口減少などにより人手不足が深刻化しており、製造、物流、小売などの現場では業務の効率化が求められています。そのため、作業現場ではプリンタのダウンタイムを最小限に抑えることやRFIDを利用した業務改善のニーズが高まっております。このようなニーズに対応するために、東芝テックはパーツライフアラート機能、RFID機能を搭載した「BA400シリーズ」を開発しました。

「BA400シリーズ」の特長

  1. 処理速度向上、最高印字速度を30%向上
    新CPUと新モーター、USB2.0 High speedの採用により、従来モデルと比べて処理速度が向上し、最大印字速度を30%向上させました。
  2. パーツライフアラート機能
    プリンタヘッドなどの消耗部品の交換時期が近づくとLEDの点滅でお知らせします。そのため、計画的にメンテナンスを行うことが可能で、繁忙期や夜間の部品交換を回避でき、ダウンタイムの短縮が可能です。
  3. RFID対応(オプション)
    ラベル出力と同時にRFIDチップへのデータの書込みが可能です。
  4. スマートデバイスによるプリンタの各種設定
    プリンタの各機能をAndroid/iOSからも設定可能です。

「BA400シリーズ」の発売概要

◇ 発売日および価格:

商品名 希望価格(税別) 発売日
テック ラベルプリンタ『BA410T』(メタルボディ) オープン 2019年5月27日
テック ラベルプリンタ『BA420T』(プラスチックボディ) オープン 2019年5月27日

◇ 発売地域   :全国
◇ 販売予定数  :1,600台/年間
◇ 販売ターゲット:主に、製造業、物流業、サービス業、小売業

「BA400シリーズ」の主な仕様

有効印字寸法 最大105.7mm±0.1mm(横)× 1498.0mm(縦)
印字方式 熱転写方式(リボン転写)/感熱方式(直接発色)
印字ヘッド密度 11.8ドット/mm(300dpi)
印字速度*1 50.8mm(2インチ) / 秒*2 、101.6mm(4インチ) / 秒、152.4mm(6インチ) /秒、 203.2mm(8インチ) /秒 …切換式*3
発行方式 連続発行/剝離発行(オプション) /カット発行(オプション)
文字種類 漢字 角ゴシック:16×16、24×24、32×32、48×48
明朝:24×24、32×32
第一/第二/第三/第四水準:JIS X 0213:2004
英数字 タイムスローマン、ヘルベチカ、プレゼンテーション、レターゴシック、プレステージエリート、クーリエ、OCR-A、OCR-B、ゴシック725ブラック
外字 16×16、24×24、32×32、48×48ドット…各1種、フリーサイズ…40種
その他 アウトラインフォント(英数字)…5種、価格フォント…3種、NotoSansFont
印字バーコード JAN8/13、EAN8/13、UPC-A/E、Interleaved 2 of 5、NW-7、 CODE39/93/128、 EAN128、MSI、インダストリアル2of5、RM4SCC、KIX code、GS1 Databar、カスタマーバーコード、POSTNET、MATRIX 2 of 5 for NEC
印字二次元コード QRコード、Micro QRコード、セキュリティQRコード、PDF417、MaxiCode、 DataMatrix、MicroPDF417、CPコード、Aztecコード
文字、
バーコードの回転
0°、90°、180°、270°
インターフェース USBポート(2.0準拠/ High speed対応)
LANポート(10BASE-T/100BASE-TX準拠)
Bluetooth(V2.1/MFI対応)
USBホスト(USB V2.0準拠/High speed対応)
消費電力 印字中:130W(印字率15%斜線時)
待機中:0.5W(パワーセーブ時) 10W以下(印字待機時)
外部環境条件 転写:5 ~ 40℃  発色:0 ~ 40℃
25 ~ 85%(ただし、結露しないこと)
外形寸法 BA410T:238mm(幅)x402mm(奥行)x332mm(高さ)
BA420T:238mm(幅)x339mm(奥行)x332mm(高さ)
質量 BA410T:約15.0Kg(用紙・リボンを除く)
BA420T:約12.0Kg(用紙・リボンを除く)
付属品 STARTUP CD-ROM、電源コード、ヘッドクリーナーペン、テスト用ラベル/リボン、取扱説明書(安全上のご注意、仕様一覧記載)、保証書
別売オプション カッターモジュール(BA204-S/BA204P-S)
剝離モジュール(BA904-H-S/BA904P-H-S)
ファンフォールドガイド(BA904-FF-QM-S)
外置きラベルホルダー(B-SA904-PH)
リワインダー(B-9105-R)
203dpiヘッド(BA704-TPH2-QM-S)
キーボード(KB-70-R)
リアルタイムクロックボード(BA700-RTC-QM-S)
RS-232C + mini DIN(BA700-RSK-S)
パラレルインターフェース(BA700-CEN-QM-S)*4
拡張IO(BA700-IO-QM-S)
無線LAN(BA700-WLAN-QM-S)
UHF帯RFID(BA704-RFID-U4-S)
幅狭用プラテンキット60(BA704-PK60-S)
幅狭用プラテンキット40(BA704-PK40-S)

*1: 剥離発行時の印字速度は152.4mm(6インチ)/秒までとなります。
*2: 熱転写発行時の印字速度は76.2mm(3インチ)/秒となります
*3: ご使用のサプライの組み合わせにより印刷できる速度に制限があります。
*4: パラレルインターフェースは、2019年8月発売予定です

「BA400シリーズ」の環境配慮事項

  1. 地球温暖化の防止
    高性能低消費電力CPUの採用や低電力部品の採用等の取り組みにより、前モデル*1と比較して待機電力を約23%削減しました。
  2. 化学物質管理の徹底
    廃棄後の環境負荷を減らすために、筺体プラスチック及びプリント回路基板とハーネスの一部にハロゲンフリー材を採用することにより臭素を削減しました。また、RoHS指令(2011/65/EU)の特定有害物質使用制限に対応しました。

*1 :前モデル:B-SA4Tシリーズ

東芝テックは製品のライフサイクル(部品、部材調達→製造プロセス→流通→お客様のご使用→使用済製品のリサイクル)について開発・設計段階より環境設計アセスメントを実施しています。


スーパーなどでのバーコードラベルは主に総菜など店内で製造されるようなものに貼付されます。その数も大きなスーパーであれば膨大な量のラベルを印字する必要が出てきます。
そのラベルを印刷するのに時間がかかっていてはなかなか作業がはかどりません。
さらに人手不足などもあり、スーパーの製造現場ではより作業にかけられる時間は短くなっています。
東芝テックは、印字速度を従来品よりも30%向上させた新型ラベルプリンタを5/27より発売します。
オプションではありますが、ラベル印字と同時にRFIDチップへの書き込みも行う機能も持っており、RFIDによる販売集計作業の効率化などラベルプリンタを導入することで広がりを持つものとなっています。
印字速度も向上し、今後活用が期待されているRFIDへの書き込みも自動で行えるラベルプリンタです。スーパーなどの業務用機器も日々進化を遂げています。

公式プレスリリースはこちら: ラベルプリンタ「BA400シリーズ」の発売について