持家・分譲住宅が増、貸家は減少
国土交通省が発表した平成30年度の新設住宅着工戸数は、前年度0.7%増(2カ年度ぶり増)の95万2936戸となった。持家と分譲住宅は2カ年度ぶりに増加し、貸家は2カ年度連続の減少だった。着工床面積は7657万3000平方㍍(1.0%増、2カ年度ぶり増)だった。
新設住宅着工戸数を種別にみると、持家は、28万7710戸で2.0%増、2カ年度ぶりに増加した。貸家は39万93戸で4.9%減、2年連続して減少した。分譲住宅は26万7175戸で7.5%増、2年ぶりに増加した。うちマンションは11万9683戸で10.5%増、3年ぶり増、一戸建ては14万4905戸で5.1%増、4年連続増となった。
地域別の動向をみると、首都圏は32万7128戸で0.1%減、2年度続減、近畿圏は14万5225戸で6.6%増、2年ぶり増、中部圏は11万3998戸で6.0%増、2年ぶり、その他地域は36万6585戸で2.3%減、2年連続減となった。
2019年3月の新設住宅着工戸数は7万6558戸(前年同月比10.0%増、4カ月連続増)、季節調整済み年率換算値97万9000万戸(前年同月比8万9000戸増、前月比2万2000戸増、2.3%増)、着工床面積632万平方㍍(前年同月比12.9%増、6カ月連続増)だった。
利用関係戸数別の内訳は①持家2万2404戸(8.9%増、6カ月連続増)、うち民間資金分2万154戸(10.3%増、9カ月連続増)、公的資金分2250戸(2.1%減、5カ月ぶり減)②貸家2万8413戸(4.5%減、7カ月連続減)、うち民間資金分2万5487戸(5.7%減、22カ月連続減)、公的資金分2926戸(7.2%増、2カ月連続増)③分譲住宅2万5301戸(33.0%増、8カ月連続増)、うちマンション1万3330戸(69.5%増、8カ月連続増)、一戸建住宅1万1738戸(7.1%増、4カ月連続増)――だった。
地域別では①首都圏2万7984戸(20.7%増、2カ月連続増)近畿圏1万1626戸(7.8%増、2カ月ぶり増)③中部圏9196戸(15.5%増、2カ月連続増)④その他地域2万7752戸(0.2%増、2カ月連続増)。