ウシオライティングは10月24日、東京・丸の内のウシオ電機ショールームでイスラエルのアクア・クリエーション社の照明器具「AQUA」を紹介する内覧会を開催した。
当日はアクア・クリエーション社の創業者でデザイナーのアルビ・サファテ氏が製品プレゼンテーションに立ち、「AQUAは海洋植物、海からヒントを得てデザインされている」と語り、海中レストランや美術館、カプセルホテルなどに納入された事例や制作過程をスライドで説明した。
サファテ氏は「私たちはやりたいこと、表現したいことを創造している。新しい材料があれば新しい考え方でデザインする。チャレンジすることが好きだ」と述べ、紙やフェルト、シルクなど様々な素材を積極的に取り入れていると強調。一例として日本の折り紙からヒントを得て作った照明器具も紹介した。
会場には、代表的な製品であるフロアランプの「モーニンググローリー」をはじめテーブルランプの「ドエ」やペンダントライトの「ミモサ」などを展示。来場した空間照明デザイナーをはじめ、ゼネコン等の建築設計者や内装備品・家具等を取り扱う業者から高い関心を集めた。
各製品は、太めワイヤーで構造を形成。外側をシルクで包み込んだりポリマー樹脂で繭のように仕上げることにより、完成品は光る彫刻のように見える。
すでに「AQUA」は、国内でも数々の外資系ホテルやハイエンドな飲食店に取り扱われているが、ウシオライティングでも今月から販売を開始する。