9月 新設住宅着工戸数

8万1903戸 1.5%減(前年同月比)

国土交通省はこのほど、9月度の新設住宅着工戸数を発表した。それによると、分譲住宅は増加したが貸家が減少したため、全体で前年同月比1.5%の減少となった。また、季節調整済年率換算値では前月比1.6%の減少となった。
【総戸数】


新設住宅着工戸数は、前年同月比1.5%減の8万1903戸で先月の増加から再びの減少となった。新設住宅着工床面積は、同1.6%減の647万8千㎡で先月の増加から再びの減少。
季節調整済年率換算値は、前月比1.6%減の94万3千戸で2カ月連続の減少となった。

【利用関係別戸数】
①持ち家
前年同月比0.0%減の2万4873戸で3カ月ぶりの減少。
民間資金による持ち家は同0.2%増の2万2196戸で3カ月連続の増加。公的資金による持ち家は同1.7%減の2677戸で15カ月連続の減少。
民間資金による持ち家は増加したが公的資金による持ち家が減少したため、持ち家全体で減少となった。
②貸家
前年同月比5.8%減の3万5350戸で先月の増加から再びの減少。
民間資金による貸家は同8.2%減の3万1933戸で16カ月連続の減少。公的資金による貸家は同25・6%増の3417戸で4カ月連続の増加。
公的資金による貸家は増加したが民間資金による貸家が減少したため、貸家全体で減少となった。
③分譲住宅
前年同月比4.3%増の2万1064戸で2カ月連続の増加。内訳でみると、マンションは同3.5%増の8934戸で2カ月連続の増加。一戸建は同4.7%増の1万1882戸で6カ月連続の増加。
マンションが増加し一戸建住宅も増加したため、分譲住宅全体で増加となった。

【建築工法別】
プレハブは、前年同月比5.7%減の1万1585戸で先月の増加から再びの減少。
ツーバイフォーは、前年同月比4.7%減の1万614戸で先月の増加から再びの減少。

電材流通新聞2018年11月8日号掲載