フジクラ・ダイヤケーブルはこのほど、細径・軽量型の銅コルゲート同軸ケーブルWF―Hとコネクタを開発した。5G携帯基地局向けなど、より高い周波数帯域で品質の安定した高性能な同軸ケーブル需要に応える。
同製品は、内部導体を高発泡ポリエチレンで絶縁し、外部導体はリング状波付銅管を使用した低損失同軸ケーブル。長年培った高発泡絶縁体押出しやコルゲート加工などの製造技術によって、電気的特性は従来性能を維持しながら、細径・軽量化を実現した。
10Dではケーブル径はφ15.2、重量は18㎏/100m。従来品と比べ、5%の細径化と22%の軽量化に成功している。さらにコネクタもケーブル同様、性能や信頼性を維持しながら小型・軽量化を図った。長さ54㎜×外径φ24で従来比5%小型化、重量は81gで21%軽量化した。電気特性は、特性インピーダンス50Ω、減衰量は2千Mで108/㎞。
細径・軽量化により、取り扱い性が向上し、ケーブル布設作業が簡単になることで、従来と比べ省スペース化、作業時間短縮につながる。