アイ・ケー・ジー(IKG)は30日、フィンランド・マイファ社製フロア巻取機/フロアサプライ「FTU/FPO 100LV」をラインナップに加えた。
FTU/FPO 100LVはトラバースタイプの巻取機/フロアサプライで、超高圧電力ケーブルのシースラインや製造ラインで顧客から求められる、高い耐荷重性能や幅広いリール範囲を実現した。リール重量は最大100㌧、リールつば径・幅は最大5千mm、ケーブル直径は最大200mmまで対応する。
同製品は、ポータル設計で、ピントル付きの2つの垂直スタンドで構成され、スタンドは水平伸縮シャフトによって上部に接続されている。また、テレスコピック機能により、機械の幅が最小限に抑えられることも特長だ。
キャリアアームによるリールの回転は、エネルギー効率の高い「IE ACモーター」により、巻き取り半径の補正によるトルク制御または速度制御(ダンサー、アキュムレータまたは外部基準)のいずれかで行うことが可能だ。これら、リールの回転、トラバース、ピンドルの動きなどすべての機能は、固定パネルから起動や制御ができ、メインコントロールパネルには、機械の状態、設定、アラームに関する多言語情報ディスプレイが搭載されている。
マイファ社は、電線製造押出ラインのすべての電線に対応し、様々なタイプ、サイズのサプライ・巻取機を取りそろえている。フロアトラバースのサプライ・巻取機は最大重量20㌧と30㌧の2タイプがある。また、門型のサプライ・巻取機のサプライAVRと巻取機TUTは3㌧、6㌧、10㌧、15㌧、20㌧をラインナップし、電力用電線の押出ラインで使用される。ほかに、最大巻き速度2千500m/分を実現した通信用電線向けのデュアル巻取機EXPは、コンパクトな床面積が特長だ。