TNクロス 千葉の再エネ事業を受注 東電・NTTの出資会社

TNクロスは6月23日、京葉ガスと共同で、千葉県白井市の公共施設への再生可能エネルギー導入事業の実施事業者に選定されたと発表した。

東京電力とNTTが出資するTNクロスは、両グループの豊富な資産・ノウハウを活用し、新エネ事業を展開している。

今回の事業では、白井市内の公共施設に対し、太陽光発電設備、蓄電池および附帯設備を導入し、運転・維持管理を行う。これにより、平常時の温室効果ガス排出の抑制と、災害時のエネルギー確保など非常用電源の活用を同時に実現する。今年度末までに各設備の設置を完了し、24年度からサービス運用を開始する。その後、20年間の運転を予定しているという。

TNクロスは、これらの事業を通じ、エネルギーの地産地消の促進と、レジリエンスの強化を、住民・行政・企業が相互に連携・協力し合いながら取り組んでいく「未来型地域防災モデル」の展開を図り、白井市の取り組みに貢献し、他の自治体に対しても展開していくとした。

電線新聞 4323号掲載