住友電工 ケーブルテレビ用STB KDDIへ提供

住友電工は19日、ケーブルテレビ用セットトップボックス「ケーブルプラスSTB―2mini」を、12月からKDDIを通じて提供を開始すると発表した。同社はこれに先立ち、20日~21日に東京国際フォーラムで開催された「ケーブル技術ショー2023」でも、同製品を展示した。

同製品は、BS4K放送対応チューナーを2個搭載し、番組を録画しながら別の番組を視聴できる。また、新規開発の熱設計により、FANレスながら160×140×27㎜の小型化を実現。同社従来機種から体積を56%削減しており、設置場所を選ばない。操作性と見やすさに配慮した画面設計により、シニア層でも簡単に操作できる。また、ケーブルテレビ会社が設置工事を行う際に、あらかじめUSBメモリに保存した設定内容を反映させることで、初期設定時間を短縮できる。

加えて、再生樹脂を採用し、資源の効率的利用と環境負荷低減に取り組む。

電線新聞 4325号掲載