古河電工 「エフレックス」100%再生材化 地中埋設ケーブル保護管

古河電工は9月28日、再生ポリエチレンを100%使用した地中埋設管「エフレックス」を開発し、提供を開始すると発表した。

「エフレックス」シリーズは、ケーブルを地中埋設する際の保護管として使用する波付硬質ポリエチレン管(FEP)。難燃性の高い「難燃エフレックス」や、継ぎ手付きで曲げ癖矯正不要の「エフレックスS」、多条配管が容易に行える角型の「角型エフレックス」など、ニーズに応じたシリーズを展開している。

建設工事の現場においても、環境に配慮した製品へのニーズが高まるなか、同社は「エフレックス」シリーズの再生材100%化に取り組んでおり、今回、長年培ってきた再生材配合技術を生かして実現した。同社は、今後すべての「エフレックス」シリーズ製品で再生材100%化を計画しているという。

また、同シリーズを製造する神奈川県の平塚工場では昨年10月に、福岡県の九州工場では今年8月に、使用電力をすべてグリーン化し、CO₂排出量を84%削減した。

電線新聞 4335号掲載