リテルヒューズは11日、リチウムイオン電池の温度過昇を検出する独自の機能を持つ「TTape」を発表した。
ＥＶ／ＨＥＶ、商用車、エネルギー貯蔵システム（ＥＳＳ）などを含めた幅広いアプリケーションに最適で、分散型温度監視機能により、局所的な電池のオーバーヒートの検知を可能にし、バッテリーの寿命を改善し、バッテリー設置の安全性を向上させる。１台で複数の電池を監視できるため、温度過昇が発生するとバッテリー・マネジメント・システム（ＢＭＳ）に、より早く警告を送信することができる。また、キャリブレーションや温度用ルックアップテーブルが不要で、ＭＣＵ入力も１つしか必要ないため、既存のＢＭＳソリューションにシームレスに統合できてＮＴＣと併用できる。なお、応答時間は１秒未満となっている。
電線新聞 4346号掲載
