日本電機工業会 電気機器の17年度実績 および18年度見通し発表

17年度実績 2000年度以来の高水準

日本電機工業会(JEMA)の第97回定時総会がこのほど、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催された。(前号既報)
総会では、電気機器の17年度実績および18年度の見通しが発表された。17年度実績は、重電機器、白物家電機器ともに前年実績を上回り、電気機器合計では対前年比106.0%を達成。2000年度以来の高水準となった。18年度の同見通しはややペースを落とし、101.0%になるとみている。(後日詳報)
定時総会で承認された新事業計画では、それらの課題に加え、家電事業として、白物家電のスマート化やクラウド事業者の連携、データ利用に関する課題を検討するとしている。
新エネルギー事業では、HEMSに関連してVPP(バーチャルパワープラント=仮想発電所)など新しい仕組みやビジネスの創造に貢献することを目指している。
中長期的な技術者などの育成に向け、20年から始まる新学習指導要領にも着目。
現在のセミナー用テキストを見直すと同時に、理科教育支援サイトも充実させていく計画だ。

電材流通新聞2018年6月15日号掲載