2018年6月7日8日にインテックス大阪3号館で開催されていた「防犯防災総合展 in KANSAI 2018」と同会場1号館、2号館で開催されていた「関西エクステリアフェア 2018」に行ってきました!
まずは、「防犯防災総合展 in KANSAI 2018」をご紹介します。
万が一の犯罪・災害対策から日常生活の供えまで、防犯・防災分野の最新製品や最先端の情報が集結した危機管理に関する西日本最大級この展示会の、2日間の来場者数は16047人!(HP参照)
多くの方が足を運ばれていました。先日も、大阪で震度6弱の大きな地震が発生し、ますます防災対策への注目が高まっています。今回は多くの出展企業の中から2つの企業をご紹介します。
通信・通報システムゾーンに出展されていたTOA株式会社は、緊急時に必要な情報の収集手段、および伝達手段の強化を目的とする、社会の安全・安心を守るソリューションを展開し、防犯カメラや防災放送スピーカーなどを屋外で使用する製品を展示していました。
展示されていた製品の中で最も注目集めていたのは、カメラと録画機能、LTE通信機能を一体化した「タウンレコーダー」。フルHD対応高精細カメラ(画像サイズ1920×1080)と、カメラ映像を記録する録画機能を一体化し、屋外用カメラハウジングに内蔵したカメラ一体型レコーダーです。外部配線は、電源配線だけなので、配線が困難な場所への設置が可能。なおかつ難しい設置工事などの必要がないので簡単に設置することができます。「タウンレコーダー遠隔見守りサービス」という機能が搭載されており、LTEモジュールが内蔵されているため、電波でTOAのクラウドサーバーに接続しパソコンやスマートフォンから情報をみることができたり、カメラにGPSがついているのでサーバー上の地図の中でカメラの設置場所を確認することができます。カメラの設定も無線LANを使って簡単にパソコンなどからおこなうことができます。
今回は、河川の水位監視を想定した実演を見ることができました。
水槽内が川のイメージで、水位があがっていき一定の水量になると右端に設置された水位計が反応してカメラに信号を送ります。信号をキャッチするとカメラ積まれているアンプから、自動で緊急音が流れます。なおかつ、サーバー上の地図に異変があったカメラの場所に「!」マークが表示され、そこをクリックすると、現場の状況を見ることができるという仕組みになっていました。さらに、水位が上がると自動でスマホやパソコンにお知らせメールが入るようになっており、いち早く情報をキャッチすることができます。
災害情報を一斉に多くの人に伝えるために欠かせない屋外スピーカー。従来型の良く見かける防災用スピーカーの音の到達距離は約200〜400mほどで、遠くの家に音を届けるためにはスピーカーの増設や放送音量を上げるなどの行為をしなくてはならないのですが、指向角が垂直約60度なのでスピーカーの真下にある家では届く音が大きすぎるなど、設置場所付近の住民への配慮が必要でした。しかしこの次世代型スピーカーでは、均一で明瞭な音を伝えることに優れた、「ラインアレイ」技術を採用。約500m〜700m先にも音が届きます。従来のスピーカーと比べて、距離による音の減衰が少なく、均一で明瞭な音声を伝えることができます。垂直方向の音の拡がりが小さくスピーカー直下でも音量が抑えられるので、真下の家でもうるさくありません。TOA独自の音の空気減衰量を考慮した補正機能を搭載しているので、遠くの距離でも明瞭に音声が聞こえるように温室調整されています。飛距離が伸びることによって、設置台数の削減も可能です。パソコンで事前に可聴化シミュレーションや音圧分布シミュレーションをすることができるので、従来型スピーカーを設置している場所の比較をすることもできます。