11月 新設住宅着工戸数

8万4213戸 0.6%減(前年同月比)
季節調整済年率換算値 前月比0.8%増加

国土交通省はこのほど、11月度の新設住宅着工戸数を発表した。それによると、持ち家及び分譲住宅は増加したが貸家が減少したため、全体で前年同月比0.6%の減少となった。また、季節調整済年率換算値では前月比0.8%の増加となった。

【総戸数】
全国の総戸数は前年同月比で0.6%減の8万4213戸で、先月の増加から再びの減少となった。
新設住宅着工床面積は同0.8%増の676万8千平方メートルで、2カ月連続の増加となった。
季節調整済年率換算値は95万7千戸で、2カ月連続の増加となった。

【利用関係別戸数】
①持ち家
前年同月比2.5%増の2万5527戸で2カ月連続の増加。
民間資金による持ち家は同2.5%増の2万2608戸で5カ月連続の増加。
公的資金による持ち家は同2.2%増の2919戸で17カ月ぶりの増加。
民間資金による持ち家が増加し公的資金による持ち家も増加したため、持ち家全体で増加となった。

②貸家
前年同月比6.9%減の3万4902戸で3カ月連続の減少。
民間資金による貸家は同9.8%減の3万1571戸で18カ月連続の減少。
公的資金による貸家は同32.0%増の3331戸で先月の減少から再びの増加。
公的資金による貸家は増加したが民間資金による貸家が減少したため、貸家全体で減少となった。

③分譲住宅
前年同月比6.1%増の2万3220戸で4カ月連続の増加。内訳でみると、マンションは同15.6%増の1万460戸で4カ月連続の増加。
一戸建は同0.2%減の1万2561戸で8カ月ぶりの減少となった。
一戸建住宅は減少したがマンションが増加したため、分譲住宅全体で増加となった。

【建築工法別】
プレハブは前年同月比1.8%減の1万2150戸で3カ月連続の減少。
ツーバイフォーは同3.7%減の1万342戸で先月の増加から再びの減少。

電材流通新聞2019年1月24日号掲載