今回は、2019年4月12日(金)13日(土)にインテックス大阪で行われた「第45回 ジャンボびっくり見本市」のテーマーゾーンの様子をレポートします!!
テーマゾーンは4月26日(金)、27日(土)に行われる東京会場でもご覧いただけるので、この記事をみて気になる製品があった人は、是非東京会場に来てくださいね♩
毎年話題のテーマを取り上げるテーマゾーンは「超スマート社会 Society 5.0 の実現に向けて」をテーマに、「スマートシティ」「スマートホーム」「スマートビルディング」の3つのゾーンで実現のキーとなる製品・技術を展示していました。
テーマである「Society 5.0」とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会のことを言い、2016年に日本政府が策定した「第5期科学技術基本計画」のなかで進められているアベノミクス成長戦略のひとつです。
そんな「Society 5.0」を実現するために活躍する、AI・IoTや最新技術を使用した様々な製品が展示され、実際に体験して知ることができるゾーンになっていました。
今回は多くの展示の中から、何点かの製品を紹介したいと思います。
トヨタ車体株式会社
環境に優しい小さな電気自動車
超小型EV「コムス」
1人乗り用100%電気自動車の「コムス」は、走行中のCO2や大気汚染物質の排出が“ゼロ”で環境に優しいエコでクリーンな車です。
主に配達などに使用されているそうで、トランクタイプ、デリバリーボックスタイプ、デッキタイプ、ベーシックタイプの4種類から用途にあったものを選ぶことができます。実際に、某コンビニエンスストアや飲料メーカーの宅配サービスに使用されているそうです。企業様がオリジナルのロゴを貼ったりラッピングをしたりしているものを街中で見かけたことがある人もいるのではないでしょうか?
車体にロゴなどを入れることによって、企業の宣伝効果にも繋がりますよね!!
ビジネス以外に一般の方も使用されているそうで、小さいので小回りもきくため運転しやすく、スーパーへの買い物だったり、通勤だったりちょっとしたお出かけに便利です。
カラーは7種類です。(個人的にはグリーンが可愛いなと思います♩)
最高速度は時速60㎞で、約6時間でフル充電になるようで(気温20℃時)、電気代も満充電で約156円のためお財布にも優しいです。
実際に乗車してみると、思っていたよりも車内がゆったりしていて、圧迫感がありませんでした。足元も広いので運転もしやすそうだなと思いました。
とにかく、コンパクトなので、駐車スペースをとらず狭い場所でもスムーズに駐車できます。
運転するには普通自動車の免許が必要ですが、登録が「原付き登録」なので、車検がいらず、車庫証明・重量税・取得税、これら一切が不要です。(車検は不要ですが安全のため定期点検は必ず受けてくださいね!!)
気軽に乗れて、とにかく環境に優しいところがいいなと思います。
岩崎電気株式会社
VRでリアルな光を事前に確認
iVR-360™/iVR-Dive™
VRを使用して精度の高い照明環境シミュレーションを見ることができる「iVR-360™」と「iVR-Dive™」。
iVR-360™は、あらかじめ設定したポジションから360°全周方向の照度、輝度、直視グレアなどを定量的に確認することができます。忠実に再現された仮想空間で、事前に設置したイメージを確認することによって、「イメージと違った」「まぶしすぎた」などで設置をやりなおすなどのリスクが軽減されます。
「iVR-Dive™」はiVR-360™で作成されたデータをVRを使って、より現実的に光の見え方などを体感することができます。
会場では、実際にVR装置を装着してスポーツなどで使用されるドームの仮想空間を見ることができました。上下左右360°どこを向いても景色が広がっており、現地に行かなくても実際の照明明るさや配置を確認できたり、どこに何があるのかどんなものが障害になるのかなども確認することができます。
このゲームのコントローラのようなリモコンを使って目的の場所まで移動することができたり、光の照度などを変更したりすることができました。
この技術により、設計検討や試験施工の大幅な時間短縮を実現できるそうです。
長谷川工業株式会社
脚と身体の重心だけで簡単操作
Ninebot S-PRO
ひときわ注目を集めていたのが、「Ninebot S-PRO(ナインボット・エス・プロ)」。
手を使ってのハンドル操作などをしなくても、脚と身体の重心操作だけで動かすことができる乗り物です。足下の板の部分が前後に移動する際、中央にあるスティック状のものが左右に移動する際のハンドル代わりになっています。前に進みたい時は前方向に体重をかけると進み、バックしたいときは後ろに体重をかけるとバッグできます。左右に動かす場合は、真ん中のハンドルに脚の内側を押し当てて操作します。その場で回転することもできます。
コンパクトで幅を取らず小回りなどが効くため、製造現場の確認や在庫チェックなどの移動の負担を軽減し、時間効率を向上します。前後左右に動き、両手があいているので、工場などでのピッキング作業にも活躍します。重量が約12.8kgと軽量でコンパクトなので、車のトランクに入れて持ち運ぶこともできますし、広い置き場所を確保する必要がなく、狭い場所でも邪魔になりません。
約4時間でフル充電ができ、航続可能距離は約30km、最高時速は18km/h、人と物の総重量で100kgまで乗ることができます。
会場では、実際に乗車して、使い心地を体験することができました。はじめ慣れるまでは、スピードを出すのが怖いかもしれませんが、何分か練習するとすぐに慣れてスイスイ移動することができますよ!
(※公道(歩道・車道を含む)での使用は禁止です。私有地のみに限定しています。)
土曜日には子供の方もたくさん乗車体験をされていました。気になる方は東京会場に是非乗りに来てください!!
面白い製品がたくさんありますね♩この記事はパート2に続きます!