因幡電機産業 「ロボットセンターOSAKA」開設

10機種のロボットを展示 協働ロボット、スカラロボットなど

セミナー・ショールームも併設
因幡電機産業は本社近くの大阪市西区に「ロボットセンターOSAKA」を開設した。 ショールームの広さは約190平方メートルで、協働ロボット、スカラロボット、リニアモジュール、AGVなど10機種のロボットが展示されており、セミナールームも設けられている。
同社は省力化の一環としてロボット産業に参入。実際にロボットを見て、操作をし、体験できるユーザーのワークを実際にテストもおこなう。また、セミナーを通じて使い方などをマスターしてもらうためにセミナールームも併設している。
セミナールームでは、毎月、第1・第3の木・金曜日の午後1時30分から5時まで「ユニバーサルロボット活用セミナー」を実施し、「ロボットとの協働とは」「プログラムの作り方」「安全基準について」「ユニバーサルロボットについて」「導入ポイント」「採用事例紹介」などを行なっている。さらに、製品を購入したユーザーには、導入の手助けとしてトレーニングも実施している。

〈展示されている主なロボット〉
UNIVERSAL ROBOTS
軽量でシンプルな6軸協働ロボット。各軸がプラスマイナス306度フリー、アームが届く球体上全範囲で動かすことが可能である。ダイレクトティーチングによる工数削減で操作は簡単である。天吊、壁掛設置が可能で据付面は128φと非常に小さくてすむ。

YuMi
各腕7軸の次世代型双腕協働ロボットで、より人の動きに近い動きが可能である。コントローラ・ティーチングペンダント・ハンドがセットになっている。最大速度1500mm/s、繰返精度0.02mm/s

Kawasaki duAro
協働型双腕スカラロボットで、アームを設置した台車の中にコントローラも収納しており、台車ごと移動できるので設置、移動が簡単である。アームをもってのダイレクト教示により簡単に動作するための位置決めを行うことが可能。また、同軸構造で人ひとり分のスペースに設置することも可能である。ライフロボティクスCORO肘関節の無い協働ロボットで、肘部分が伸縮することにより、より幅広い用途で使用できる。従来のロボットと異なったかわいらしいデザインのため、近くの作業者も安心である。

電材流通新聞2018年3月22日号掲載